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***
「ん…」
『起きた？』
「ふぁっ…ありがと」
『いえいえ。ほら次の種目始まるから応援しよう』
「うん」
私は友達の後に続きテントから出て最前列で応援をした。
「ごーごー白組頑張れ頑張れ白組ー」
『何その応援』
「今考えた」
『ウケる笑』
「可愛いでしょっ」
『！…か、可愛いは可愛いけど』
「ふふっ」
寝起きだからあんまり頭働かない。
てか寝てても怒らなかった先生に感謝。
「ごーごー白組」
『(ぽやぽやしてんの可愛すぎ…女の私でも惚れそうになる…)』
「あ、勝ったよ」
『ほんとだっ』
「皆凄いなー」
『だね。次綱引きだ』
「私ちょっとトイレ行ってくる」
『うん』
応援グッズを置いてトイレへと向かった。
蘭「！…竜胆ちょっと来いよ」
竜「え？」
蘭「いーから」
竜「ん」
トイレを校舎の中で済ませて
手を洗い靴を履いて外に出た時だった。
蘭「ほら居た」
「え！？」
竜「あ、社だ」
「なんでここに居るんですか！？」
蘭「ふふっ」
灰谷兄弟がいきなり現れた。
びっくりし過ぎて固まってしまった。
蘭「偵察かな〜」
竜「社いつになったら遊んでくれんだよ」
「いや、それはですねー…」
竜「待ってんだぞこっちは」
「う…」
蘭「突然音信不通は無いよなー？」
「ほんとすみません！」
竜「マイキーになんか言われたんだろ知ってんだぞ」
「げ…そこまで…」
蘭「うんうん。てかマイキーの仲間なの？」
「それは違います…」
蘭「あ、そーなんだ。この前一緒に居たからそうなのかと思ってた」
「！？」
竜「兄ちゃんお前に気付いてたぞ」
「さすが蘭ちゃん…」
蘭「だろっ。んで、マイキーと絡んでねーなら俺らのチーム来いよー？可愛がってやっから」
竜「面倒見てやる」
「私はそういうのもうたくさんなので！」
蘭「えーいいじゃん。蘭ちゃんと竜胆と一緒なの嬉しくねーの？」
竜「拒否権ねーぞ」
「うぅ…」
困ったな。
まさかこんなとこで捕まるなんて思ってなかったし！
蘭「なーなー」
竜「…」
「あ、えとー…考えさせてください…」
蘭「良いけど逃げんなよ」
竜「つか逃げたら殺す」
「…」
すぐ殺すとか言う…。
佐野くん助けてくれぇ…。
***
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いちご(プロフ) - 全部読みました！面白いので続きを読むの楽しみにしています！ (2021年10月22日 23時) (
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年10月11日 21時
