unknown 9 【東京リベンジャーズ】 (ページ22)

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中「おお〜！」

「くすぐったいよ」

中「凄い！私あのAの胸触っちゃってる！」

「あのって何笑」

中「え？知らないの？」

「知りません」

中「あらー」

「ねー教えてよ！」

中「んーでもさっきの障害物競走で大体の男子の脳内ゲシュタルト崩壊しちゃったろうからなー」

「え？」

中「ほらさっきの男の人！Aの好きな人なんでしょ？」

「あー、まぁそんなとこ」

中「だよねっ。まぁAのこと好きだった子たちが一斉に撲滅させられたってことだよね」

「…私なんか悪い事した？」

中「んーん笑さ、巻くよ」

「あ、うん」

ちょっと中野ちゃんが何言ってるのか分かんないけど、
私は何かをやらかしてしまったみたい。

佐野くんに迷惑かけてなきゃいいけど。

中「ちょっと下目から巻いてくね」

「うん」

中野ちゃんにサラシを巻いて貰っていると、
保健室のドアがガラッと開いた音が聞こえた。

中「あ、誰か来たね」

「ちょ…中野ちゃん早く」

中「うん」

足音がカーテンの前で止まった。
まさかだけど覗いたりしないよね？
今ブラ丸見えだからねこっち？？？

中「…そこにいるの誰？」

「…」

中「誰って聞いてんの」

「誰？」

『！』

私が喋った瞬間カーテンがカラッと開いた。

そして向こう側にいたのはまさかの千冬くんだった。

中「ちょっ！！！」

「きゃっ！！」

千「エッ！？」

中「変態！」

千「ま、待ってください！俺は…！」

「千冬くんのバカっ」

千「っ(やらかした…！社さんの声したからつい開けちまったけど下着姿とか聞いてねぇよ！！えろすぎっ！！！)」

リレーに出るって聞いてたしアンカーだから
ハチマキもしてるけどなんでここに居るの！？

中「覗きとはいい趣味してんね！」

「…」

千「誤解ですってば！」

中「何が誤解なのよ！」

千「いや！その…社さんが保健室行ったって聞いたんで！何かあったのかと思って来たんすよ！！」

中「サラシ巻き直しに来ただけだからさっさと出てって」

千「う…すいません…」

「…」

な、なんだ覗きじゃなくて心配して来てくれたのか。
千冬くんのいつもの心配性で良かった。
本気で覗きに来たのかと思ってビックリした。

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