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***
「…」
ダメ元だったから分かってたけど、
佐野くんの反応が薄い。
ここはしょうがないから別の人頼るしかないや。
「…佐野くんごめん」
マ「ん？」
「他の人に頼んでみる」
マ「…は？」
コ「(え？さっきあんだけ怒られたのに勇者過ぎね？)」
春「(やっぱ馬鹿だなコイツ)」
マ「理由は？」
「っ…佐野くんに、迷惑かけちゃうから…」
マ「あ、そう。さっき言ったこと忘れたのか？」
「違う！でも身バレとか怖いでしょ…？」
マ「別に」
「え？」
マ「だから別にって言ってんの」
「え、で、でも反応…」
マ「俺紙見せられただけじゃ分かんねーよA」
「っ！」
コ「(ほんっとやり手だよなぁボス)」
春「…」
た、確かに、紙見せただけでお誘い出来てない…。
でもほんとに良いのかな…？
マ「ほら早く誘って？」
「はぅっ」
そんな事思っててもかっこよ過ぎて
一瞬で浄化された私のもやもや。
私は恥ずかしさなど忘れ、
佐野くんの手を掴んで一生懸命お願いした。
「佐野くん一緒に来て！好きな人だからっ！」
マ「いーよっ(つまり明日抱けって事だな！理解！)」
コ「マジで行くのか？」
マ「うん。別にバレねーじゃんこれ」
コ「いやそーだけど…」
春「あ、1人行ったぞ」
「やば！急いで佐野くん！」
マ「ハイハイっ！」
私は遠慮なく佐野くんの手を掴んで
観客席から校庭に引っ張り出した。
マ「おー校庭とか久々」
「ふふっ」
母「へ！？！？」
父「！？」
ド「は？誰アイツ…(昔のマイキーそっくり…)」
乾「えっ、社？」
三「ん！？」
蘭・竜「は？」
千「えっ…」
八「社さん連れてんの誰？」
千「分かんねぇ…」
八「おっとー？笑」
千「っ…なんで社さん…マイキーくんはどーでも良いんすか…」
実「森山さんと社さんがやって来ましたー！」
実「それぞれ男の子を連れてますねー！お題は何だったのでしょうか？！」
「ちょっと！連れて来たよ！」
係「あ、はいっ！お題はえーっと…」
「…」
マ「おい早くしろ」
係「ひっ！あ、で、では…社さん！！お題はなんですかー？？」
佐野くんがサングラスを傾けて係の子にガンを飛ばした。
慌てて係の子が私に向けてお題をマイクで聞いてきた。
***
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いちご(プロフ) - 全部読みました！面白いので続きを読むの楽しみにしています！ (2021年10月22日 23時) (
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年10月11日 21時
