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「佐野くんあーんして」


マ「あー」


「可愛い…」




幸せな午前中はまだまだ続き、
寝飽きた頃にご飯を食べることにした。


お母さんがスープやらなにやらたくさん用意してくれていたので、私は佐野くんと一緒に食べ始めた。


でも永遠と眠そうな佐野くんが可愛くて仕方なく私が食べさせてあげているのだ。そう、仕方ないの好き。




マ「うまい」


「だよねっ」


マ「Aは?」


「佐野くん見てるだけでお腹いっぱい」


マ「んな事言っても何も出ねーぞ」


「佐野くんが出る」


マ「佐野くんのー?」


「え?佐野くんの…」


マ「佐野くんの息子が出る」


「…ご飯中なんだけど」


マ「は?汚くねーし俺の息子。分かってんだろお前」


「っ…す、すぐそういう事言う…」


マ「ふふっ(お前がそーゆー顔すっからだろ)」


「ほら!あーん!」


マ「あー」


「そーそーっ」




私は恥ずかしさを隠すように次々と
佐野くんの口にご飯を運んだ。




マ「んーうまい」


「お母さんが佐野くんの好きなどら焼き置いてったから帰り持って帰ってね」


マ「え、神じゃん」


「佐野くんはお母さんのオキニだから」


マ「なんでだ?」


「…顔がかっこいいから」


マ「えへーやったー」


「う、でも1番好きなのは私だからね!」


マ「Aの母さんの方が俺のこと好きかもよー?」


「っ!そんな事ないっ!私が1番佐野くんのこと好きなんだから!!」


マ「あははっ!」


「お母さんとタイマン張る」


マ「ごめんって笑」


「んむ」


マ「Aが宇宙一好きだから安心しろっ」


「ほんと?」


マ「うん」


「良かった…」


マ「ははっ(ガチでお前より俺の方が好き。つかそろそろ害虫駆除しねぇとな)」


「あ、佐野くん」


マ「ん?」


「今度の体育祭待ってるから!」


マ「あーうん」


「私の事見ててね?」


マ「うん見る(ココに頼んでたっけぇ一眼レフ買って貰ったし準備万端)」


「他の可愛い女の子見ちゃダメ」


マ「なんで?」


「や、ヤキモチ妬くから!」


マ「はぁ可愛い」


「わざとも禁止!」


マ「まじ興味ねぇから大丈夫。そこら辺の野糞みてぇな奴らよりAのが比べらんねーくらい可愛いし」


「だからご飯中だってば…でもありがと」


マ「お前もいい加減俺だけ見ろよな??」


「え?見てるよ?」


マ「ふふっ(この無自覚天然タラシめが)」


「??」









***

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Sちゃん(プロフ) - もふゆさん» もふゆさんコメントありがとうございます!愛読めちゃくちゃ嬉しいです(;_;)頑張りますね!! (2021年10月12日 12時) (レス) id: 445c9760d6 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 本当に好きです!ずっと読みます、愛読してます、これからも頑張って下さい、応援してます! (2021年10月11日 0時) (レス) id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年10月10日 22時

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