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マ「てかじいちゃん俺がひとりぼっちでいる方が心配し過ぎてすぐ死にそう」
祖「!」
マ「ふふっ。図星か」
祖「生意気な」
マ「あはっ!つーわけでじいちゃんから死ぬ前に許可貰っといてあとはAと結婚するだけにしときゃ気楽でしょ」
祖「万次郎…」
マ「もう俺の事気にしなくていいよじいちゃん」
祖「…」
「佐野くん…」
佐野くんはおじいさんのこと心配してたのかな。
だからわざわざこうやって話したりしたのかも。
マ「A」
「ん?」
マ「これからもじいちゃんの事よろしくなっ」
「…うん!」
祖「っ…」
マ「ふふっ」
おじいさんは少しうるっと来たのか目頭を押えていた。
私はおじいさんの気持ち分かってるから、
佐野くんから言われたことが凄く嬉しかったんだね。
祖「…わし、先に行く」
マ「おう、転ぶなよー」
祖「大丈夫に決まっとろうが」
目頭を押えたままおじいさんはキッチンを後にした。
マ「…」
「佐野くん」
マ「ん?」
「ご飯冷めちゃうよ」
マ「あ、うん」
佐野くんはおじいさんを優しい顔でずっと見送っていた。
その姿に私もうるっと来た。
素敵な家族愛だと思う。
私は改めてこの家族を守っていきたいと思った。
マ「A」
「なぁに?」
マ「これでいつでも結婚できるなっ」
「っ!」
そうだ結婚の話してたんだった…。
すっかり家族愛だなんだと脳内で語っていたけど
そこなんだよね今回の話!!
忘れていた恥ずかしさがまた湧き上がり、
私はまた顔を赤くした。
マ「真っ赤笑」
「う…」
マ「ふふっ」
「…佐野くんの馬鹿」
マ「え?なんで?」
「恥ずかしい!」
マ「えー?今さらじゃん…てかまだAの母さんたちに何も言ってねーからアレだけど…もし結婚するタイミング来たら俺から言うよ」
「…うん」
マ「あはっ!」
凄く真剣に結婚考えてくれててもっと恥ずかしくなった。
マ「ん!うまあ!」
「…」
凄く嬉しい。
でも、私たちには解決しなきゃいけない問題がまだまだたくさんある。そしていつ終わるかも分からない。
その不安の中で私たちが
ほんとに結婚できるのか想像すらつかない。
だからこそどうにかして終わらせなきゃ。
佐野くんのために、私たちの未来のために。
マ「おかわり!」
「!…うんっ」
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Sちゃん(プロフ) - もふゆさん» もふゆさんコメントありがとうございます!愛読めちゃくちゃ嬉しいです(;_;)頑張りますね!! (2021年10月12日 12時) (レス) id: 445c9760d6 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 本当に好きです!ずっと読みます、愛読してます、これからも頑張って下さい、応援してます! (2021年10月11日 0時) (レス) id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年10月10日 22時