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「モグモグ…」


マ「…」


「…あの、佐野くん」


マ「ん?」


「胸揉まないで…!!」


マ「無理」




佐野くんと家に戻って来てご飯食べ始めたんだけど、
私を膝に座らせてからずっと胸触ってくる佐野くん。


ご飯食べたくても反応してしまって食べにくい。




「佐野くんもご飯食べてよ」


マ「食べさせて」


「じゃあ触るのやめてっ」


マ「えー」


「えーじゃないっ!変態っ!」


マ「だってお前の胸気持ち良いんだもん」


「うー…」


マ「柔けーし揉みごたえあって好き」


「今じゃなくても良いじゃん…!」


マ「ん?寝る時って事?」


「…」


マ「分かった。んじゃ今日胸の上で寝る」


「もー…」




私はペちっと佐野くんの手を叩いて、
買ってきたおにぎりを持たせた。




マ「んー!もっと近くに来て」


「分かった分かった!」




私が少し動くとすぐに引っ張って
自分の方にくっつけようとして来る佐野くん。
食べにくいかなと思って避けたのに…。




「モグモグ」


マ「モグモグ」




片腕で私のお腹をガッツリホールド。
力がとても強くて抜け出せない。




マ「モグモグ」


「美味しい?」


マ「うん」


「良かったね」




甘えたいのかなって思ったら少し可愛く見えて
私は何も言わずにそのままご飯を食べ続けた。




「ふふっ」


マ「?」


「佐野くん好き」


マ「え、急になに?」


「ふとそう思ったの」


マ「あっそう。俺も好きだけど」


「ありがとう」


マ「うん」




やっぱり何気ない事でも幸せを感じるなぁ。









***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時

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