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***
「あっ佐野くん！」
マ「ふぁっ…おはよー」
「おはよう！今日は遅刻しなかったね？」
マ「そりゃあー2年ぶりのデートだからなぁ…」
「ありがと！」
佐野くんが家の近くまで
バイクで迎えに来てくれていた。
マ「つか寒くねーの？」
「うん！中にヒートテック着てる」
マ「そっかそっか、なら良かった」
「佐野くんはいつも通りだったかー」
マ「なんで？」
「お忍びデートって言ってたからサングラスでもするのかと思った！」
マ「持ってきたけどした方が浮くと思ってやめた笑」
「ふふっ、確かに」
マ「Aは何着ても可愛いなっ」
「えへへっ」
マ「はい可愛い！」
佐野くんに褒められると顔に出ちゃうくらい
ニヤニヤしてしまう。
マ「ほら乗れよっ」
「うん！」
私はゆっくりと佐野くんの後ろに乗り、
お腹にギュッと抱き着いた。
マ「やっぱこれだわー」
「ん？」
マ「Aにギュッてされんのめっちゃ好き」
「！…ふふっ」
マ「んじゃ掴まってろよー」
「安全運転でよろしくしまぁあ！！！」
マ「今日は天気良いから飛ばすぞー！」
「ねぇぇぇぇ！！！」
もうお決まりなので説明は割愛。
佐野くんはまず大きなショッピングモールを目指してバイクを走らせた。
マ「今日どうするー？」
「う…あの…映画のチケット…もらった」
マ「え、誰に？」
「お母さん…」
マ「Aの母さんかー久しぶりに会いてーな」
「お母さんも、会いたがってたよ…」
マ「落ち着いたら顔出すわ。んじゃ買い物終わって飯食ったら映画なー」
「うん…」
酔いを我慢しながら喋るのはほんとに大変。
毎度ながら吐かない自分凄いと思う。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年9月20日 12時
