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「ふふっ」
マ「おい引っ付きすぎだって笑」
「やだもう離さないからね!」
マ「あはっ!んじゃ飛ばすぞー」
「え、いやそれはちょと無理ぃぃいい!!」
マ「気持ちー!!」
「やだァァァ!!!」
久しぶりの佐野くんのバイクなのに
雪道超危険運転をかまされ無事に私は死亡した。
マ「ほんとよえーな」
「…」
マ「生きてる?」
「…死んで、る」
マ「ぷっ…ほら」
「う…」
激酔い。気持ち悪い。
私は佐野くんにおぶられて
部屋まで連れて行ってもらった。
マ「ほら」
「うっ…」
マ「いやーあんなに飛ばしたの久しぶりだなー」
「怖かった…」
マ「俺のバイク全然乗ってなかったもんな」
「うん…」
私はベッドの上に寝かせて貰った。
さっきまで佐野くんが寝ていたからなのか、
凄く暖かい。
マ「A」
「ん」
マ「今年はすげーえろい格好だなっ」
「…私だって大人になったんだからね」
マ「知ってる。元々可愛かったけど磨きかかったな」
「ふふっ、恋する乙女は可愛くなれるんだよ」
マ「まーた可愛いこと言っちゃって」
「佐野くん抱っこ」
マ「中身逆じゃん笑」
「いーの今は甘えたいの!」
マ「分かった分かった」
隣に佐野くんが来てくれたので
私はすぐに抱き着いてスリスリした。
はぁ…幸せすぎてとろけそう。
「…」
マ「久しぶりの俺どう?」
「ん…かっこいい、大好き」
マ「あはっ!」
「なんでそんなにかっこいいの、私どんどん惚れちゃうじゃん…」
マ「もっと惚れろよ」
「うん。じゃあもう逃げるのダメだよ?」
マ「あー…あの時はごめん」
「ごめんじゃないよ…あんなに追いかけたのにっ」
マ「いや俺にも色々あってさ」
「んー…なら許す」
マ「あんがと」
とにかく今は佐野くんに触れていたい。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月20日 12時