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理解するのに時間がかかったが、要するに関東卍會、梵、六波羅単代というチームが今東京で強い3チーム。
そのうち関東卍會には佐野くんがいて、
佐野くんを連れ戻すためにドラケンくんが梵にいる。
そして私は梵の首領に目をつけられたけど
ドラケンくんは入って欲しくない。
何故なら危険な目に合うリスクが
今までと桁違いで大きいから。
「…佐野くんはどうして1人で新しいチーム作ったんだろう」
ド「さぁ。それは俺らでも分かんねぇ」
乾「でもマイキーと同レベルが出てきてる以上油断は出来ねぇ」
「佐野くん、大丈夫かな…」
ド「正直マイキーが負けるとは思わねぇけど、俺はあいつが悪の道に行くのを止められなかった。だからどんな手を使ってでも今度こそ止めてみせる」
「私も手伝…」
ド「ダメだ！！」
「！」
ド「お前忘れたのか！何回も死にかけてんだぞ！？」
「っ…でも…」
ド「それにお前を死なせたら、俺はマイキーに一生恨まれるだろうよ」
「…」
ド「頼むからもう危ねぇ事に関わんな…」
「ドラケンくん…」
乾「ドラケンの言う通りだ社」
「…分かったよ…ごめんね」
ド「…」
ドラケンくん、
だからいつも気にしてくれてたのか。
私ただの心配性だと思ってたけど
ちゃんと理由があったんだね。
気づかなくてごめんね。
ならちゃんと話すべきだ。
三途くんのことも。
「…ドラケンくん」
ド「…なんだ」
「三途春千夜くん覚えてる？」
ド「三途…三途がどうした」
「この前三途くんに付きまとわれてたんだよね」
ド「っ！？」
乾「は？！」
「でも三途くんも誰かに命令されてたみたいで、黒幕炙り出そうとして煽ったら…その人、私のために三途くんに監視させてたっぽいんだよね」
ド「なんだと」
「ねぇ誰だと思う？…ムーチョくんじゃなかった」
ド「三途が…っ！」
乾「なぁ、そいつ女みてぇな顔してないか？口元に傷があるとか」
「うん、そうだよ」
乾「…そっか。ドラケン、社」
ド「…」
乾「そいつは関東卍會の幹部だ」
ド「っ！！」
「！」
乾「つまり三途の上司はマイキーだ」
「っ…」
ド「じゃあ…マイキーは三途使ってAを監視してたってことかよ…」
乾「俺はそう思う」
「佐野くん…」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年9月20日 12時
