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***
「…」
指定された廃ビルへと到着した。
明らかに最近まで人が居たような、
空き缶や食べ物の袋が落ちている。
間違いなさそうだ。
「…ふぅ…」
私は電話をかけた。
『…もしもし』
「来たんだけど」
『ひひ…あぁ、見えてるよ。そのまま中に来い』
「…先にドアの裏に居る人達退かせてくれたらね」
『よく分かったな』
「お姉ちゃんの時もそうだったでしょ…！」
『あははっ！さすがA！良いぜ…』
「…」
『ほら、入って来い。2階で待ってる』
終話音とともに電話が切れた。
私は意を決して廃ビルの中へ入った。
「…」
『まじで憐さん言ってた通りだな』
『姉ちゃんに似て美人だなぁ！あはっ！』
「…誰？退いてくれない？」
『あァ！？』
『女だからって舐めてんじゃねェぞコラァ！』
「うるさ…」
予想はしてたけど2人待ち伏せていた。
あの人がそう簡単に通してくれるとは
鼻からこっちも思ってない。
『シねぇ！！』
「…」
『ッ！？』
「邪魔」
『ぐあッ！！』
『は、はぁ！？』
私は殴りかかってきた男の攻撃を躱した。
躱すくらいならどの格闘家でも出来るだろうね。
そこから男の背後を取って
首に回し蹴りと足掛けをした。
そして最後に鳩尾を軽く蹴飛ばした。
1人にかかるモーションが多いかもしれない。
もっと上に居るだろうからすぐ終わらせないと。
『き、聞いてねぇぞ！』
「うん、教えてねぇぞっ」
『真似すんなァ！』
もう1人は動きが緩かったので
そのまま右ストレートをお見舞してあげた。
『あが…ッ』
「もう1発いる？」
『ま、参りました…』
「うん」
今までたくさんの大人を相手に訓練した。
泣かされることもあったしそもそも楽しくなかった。
でもおかげで強くなれたから感謝してる。
「階段どこ？」
『あ、あそこだ…』
「ありがとう。早く帰れば？」
『ひ、ひぃ…』
1人は怯えて逃げて行った。
門番がこれじゃ先が思いやられるね。
私は階段を登り2階を目指した。
***
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xyzhonokaexweb@gmail.com(プロフ) - とても面白く読ませてもらってます。お話の更新楽しみにしています。頑張ってください。それと…ちょっと気になったところがありまして、東卍のナワバリは渋谷なのでは…？と思いました。 (2023年1月18日 23時) (
レス) @page18 id: 815d9c0be1 (このIDを非表示/違反報告)
Sちゃん(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！！凄く支えになるコメントいただいて幸せです(T^T)これからも頑張ります！ (2021年9月7日 18時) (レス) id: 9815f970ea (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - Sちゃんさんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます！ (2021年9月7日 14時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
Sちゃん(プロフ) - 瑠李さん» 瑠李さんご報告ありがとうございました！直ちに修正しました！更新頑張りますね！！ (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9815f970ea (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - オリジナルフラグがついていますよ！！でも私はマイキーが好きなのでこの小説に会えて本当にうれしいです。更新楽しみに待っています。頑張ってください！応援してます！！ (2021年8月31日 0時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年8月31日 0時
