unknown 【東京リベンジャーズ】

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先「で…あるからでして…」


「…」




退屈な日常。
だけど今の私にはぴったり。




先「じゃあ社、解いてみろ」


「はい」




違う日常？
そんなのは望まない。




「出来ました」


先「うむ、正解だ」




私には私の人生があるんだから。




先「じゃー…ってこら佐野！また寝てるのか！」


マ「…」


「…」




変革は要らない。
変わりたくないもの。
それに…




『先生ー起こすとキレるよマイキーくん』


『そっとしておこー』


先「はぁ…全く」


「…」


マ「…」




この胸の痛みを忘れたくない。




『A見て笑 佐野くんめっちゃ気持ち良さそうに寝てるよ！』


「…あ、そう、だね」


『顔だけ見れば佐野くんかっこいいよね〜』


『分かる分かる！』


「…」




他人の事なんてどうでもいい。




先「よし、じゃあ佐野を困らせるために宿題出すぞー」


『はぁ！？佐野だけでいいと思いまーす！』


『同感！』


先「佐野と同じ評価になりたくないならやって来いよー佐野に負けたら終わりだからなー」


『う、』


『確かにそれはまずい…』


「…」




お姉ちゃん空から見てくれてるかな。
私お姉ちゃんと同じ歳になったんだよ。




先「はーいそれじゃ今日の授業はここまで。気をつけて帰れよー」


『よっしゃカラオケ行こうぜ！』


『ゲーセンだろー！』


『新しいデコグッズ売ってるらしいから買いに行こ？！』


『マジ！？行く行く！』


「はぁ…」




教科書とノートをカバンにしまう。
今日も退屈で良い日だった。




マ「…」


「…」




お姉ちゃんのピンを付け直して、
私も帰ろうとした。




ド「マイキー迎えに来たぞ」


マ「んん…ケンちん…」


ド「おい宿題出されてんじゃねーか」


マ「ん？……ハァッ！？あのクソ教師…！！」


ド「終わったなマイキー」


マ「ケンちんヘルプ！」


ド「無理」


マ「人でなしッ！！」


ド「寝てたヤツが悪いんだよ」


マ「くっ…こうなったら…えーっと…」


「…」


マ「あ！そこのキミ！！」


「！」




佐野くんの前を通り過ぎようとしたら腕を掴まれた。
一瞬過ぎて反応が遅れてしまった。




「…え、なに…」


マ「キミ今から帰り？」


「…はい」


マ「今日暇？てか俺に勉強教えてくんねぇ？」


「…は？」




お姉ちゃん。
私なんで佐野くんの前通っちゃったのかな。








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