検索窓
今日:8 hit、昨日:20 hit、合計:125,796 hit

ページ46

***






「そういえば、イザナくんのお願いなに?」


イ「ん?聞いてくれんの?」


「うん!約束だから!」


イ「あはっ!じゃあ何でもOK?」


「うん?」




イザナはずっと決めていたお願いをAに伝えるため、Aを抱き上げて自分の膝に乗せた。




「え!?」


イ「俺の方向いて」


「うん…」




イザナはAに真正面になるよう指示した。
Aがちょこんとイザナの膝に座ると、イザナはまた興奮し始めた。


今から自分がAを好きにする未来を見据えて。




イ「俺のお願いはね…」


「うん」


イ「前にここで言ったんだけど覚えてる?」


「えっ?んー…?」




イザナの質問に対して必死に記憶を辿るA。
それっぽい回答が思い当たらない。




「…分かんない!」


イ「へぇー忘れちゃったんだ」


「ごめんねイザナくん」


イ「良いよ。なら思い出させてやるから」


「へっ…」




そう言うとイザナはニヤッと笑い
Aの顔を掴んでグッと距離を詰めた。


Aは急過ぎて反応出来ずに固まった。
そしてイザナは、




イ「食わせて」


「っ!」




小さくそう呟くとAの唇に噛み付く様にキスをした。初めての事で頭が真っ白になったAはイザナにされるがままだった。




「ん…んんッ…」


イ「(あぁ下手クソなのがすげぇ可愛い…目開けながらお前は楽しむタイプなんだな…俺と一緒じゃん好き…)」


「っ!イザナく…」


イ「(逃げんな嫌がんなもっと俺に染まれ全部俺に寄越せお前の全部…)」


「うっ」




イザナがだんだんヒートアップしてしまい、Aが耐えられず押し返そうとするがビクともしない。


変な声が出てしまうのが恥ずかしくてAは目に涙を溜めた。


イザナはAを貪り続け、マイキーが大切にしているAを自分が壊そうとしていることに快感すら覚えた。




「ん!」


イ「いっ…」




しかし途中でAがイザナの舌を噛んだ。
それによりようやく離された唇。




イ「は?」


「!ご、ごめん…」


イ「なんで噛んだ?」


「苦しくて…」


イ「…俺のお願いちゃんと聞けよ!!!」


「!」


イ「…」


「…イザナくん、こんなことで喜ぶの?」


イ「そうだよ」




Aは泣きそうな顔で怒るイザナを見つめた。








***

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
231人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Sちゃん(プロフ) - そらさん» そらさんいつも読んでいただいてありがとうございます!八戒承知しました!この作品だと話数足りないので続編にてお待ちください! (2021年8月29日 23時) (レス) id: 9815f970ea (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - いつも楽しく読んでます。夢主人公と八戒の絡みを見てみたいです (2021年8月29日 22時) (レス) id: 8c77e9965f (このIDを非表示/違反報告)
Sちゃん(プロフ) - ジファさん» ジファさんいつも読んでいただいてありがとうございます!コメントめちゃくちゃ嬉しいです!頑張りますね!!! (2021年8月29日 21時) (レス) id: 9815f970ea (このIDを非表示/違反報告)
ジファ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませてもらってます!無理せず頑張ってください!応援しています!! (2021年8月29日 21時) (レス) id: 9fc50b6ab3 (このIDを非表示/違反報告)
Sちゃん(プロフ) - どんさん» スマイリーとハッピーセットでお話作ってみました!イメキャラは描けないのでご想像にお任せします! (2021年8月24日 23時) (レス) id: 9815f970ea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年8月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。