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episode93 ページ44
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赤葦くんの目は本気だった。
「うん。分かった！」
赤「心配です…」
優しく抱きしめてくる赤葦くんを
私も抱きしめてあげた。
赤「…」
「よしよし…」
赤「…好きです」
「うん」
赤「…ふぅ」
「…」
赤葦くんは呼吸を整えると、私の顔を見て笑った。
赤「それじゃもう夜になるので送っていきます」
「1人で帰れるよ？」
赤「ダメです」
「ありゃま」
結局赤葦くんに送って貰うことになり、
最寄り駅まで着いてきてもらった。
「ごめんね！ありがとう！」
赤「いえいえ」
「それじゃ、明日も部活頑張ってね！」
赤「ありがとうございます」
赤葦くんに見送られながら帰路へと着いた。
幸い駅から家は近いのですぐ辿り着いた。
「ただいまー！」
仁「ねねー！」
「仁奈ただいま！」
母「遅かったね？」
「ちょっと赤葦くん家にお邪魔してた」
母「そうだったの！」
「うん！お母さんも優しそうな人だったよ」
母「良かったね」
仁「ねね！ごはんたべよ！」
「うん！」
母「今日はエビフライだよ」
「お！やった〜」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年6月5日 22時
