episode54 ページ5
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友「うちらの仲をもっと深めるためだ!」
「顔がニヤニヤしてるもん!」
私は今ヒートアップした友達に捕まり、
下着を奪い取られた挙句、掃除ロッカーに手首ごと押し付けられている。
逃げようとすると身長差を利用して押し返して来る。
友「前から思ってたけどホント可愛いよねぇ」
「恥ずかしいよ!!」
友「こんな小さいのに色々頑張るから余計好きになっちゃうよね」
「そ、それはありがたいけど!」
友「あぁ抵抗してるのに避けられないのも可愛いなぁ!」
「うぅ、誰か助けてー!」
友「ふふっ」
私が叫んだ次の瞬間、
教室の扉がバンっと開いて…
木「大丈夫か井上ちゃー…!!!?」
赤「…!?」
友「あ」
「っ!!」
木「井上ちゃぁぁん!?!?何その格好えろすぎいいい!!!」
赤「し、篠原先輩…それ以上は…ちょっと…(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…!)」
友「ちっ、邪魔が入ったか!」
「う、うぅ…」
友達が話してくれた隙を見て、
私は制服で上半身を隠した。
こんなことって…。
初めて見られた…。
顔が真っ赤になるくらい恥ずかしい。
友「おいコラ変態共!私と井上の邪魔すんなよ!さっさと消えろ!」
木「う、赤葦…鼻血出た…」
赤「あぁもう…篠原先輩、何してたんですか」
木兎くんが鼻血を出してしまったため、
赤葦くんが急いで止血。
友「井上が可愛すぎたからちょっと意地悪してただけだ」
「もうやめてくださいぃ」
赤「嫌がってるじゃないですか…」
友「いーの!うちらはそういう仲だから!な!」
「もー!今日はおしまい!!」
友「えー?じゃあ次はうちでやる?」
「やだ!」
友「もー嫌がってても可愛いのか〜」
「怒るよ!」
友「それはやだなぁ…」
「ふん」
友「あ、拗ねた」
「今日はお開き!私帰る!」
友「え、ちょ、お前らのせいだぞー!」
木「にゃんでだお!!」
赤「はぁ…」
私は見えないところでこっそり着替えて家に帰った。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年6月5日 22時