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episode54 ページ5

***







友「うちらの仲をもっと深めるためだ!」


「顔がニヤニヤしてるもん!」




私は今ヒートアップした友達に捕まり、
下着を奪い取られた挙句、掃除ロッカーに手首ごと押し付けられている。


逃げようとすると身長差を利用して押し返して来る。




友「前から思ってたけどホント可愛いよねぇ」


「恥ずかしいよ!!」


友「こんな小さいのに色々頑張るから余計好きになっちゃうよね」


「そ、それはありがたいけど!」


友「あぁ抵抗してるのに避けられないのも可愛いなぁ!」


「うぅ、誰か助けてー!」


友「ふふっ」




私が叫んだ次の瞬間、
教室の扉がバンっと開いて…




木「大丈夫か井上ちゃー…!!!?」


赤「…!?」


友「あ」


「っ!!」


木「井上ちゃぁぁん!?!?何その格好えろすぎいいい!!!」


赤「し、篠原先輩…それ以上は…ちょっと…(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…!)」


友「ちっ、邪魔が入ったか!」


「う、うぅ…」




友達が話してくれた隙を見て、
私は制服で上半身を隠した。


こんなことって…。
初めて見られた…。


顔が真っ赤になるくらい恥ずかしい。




友「おいコラ変態共!私と井上の邪魔すんなよ!さっさと消えろ!」


木「う、赤葦…鼻血出た…」


赤「あぁもう…篠原先輩、何してたんですか」




木兎くんが鼻血を出してしまったため、
赤葦くんが急いで止血。




友「井上が可愛すぎたからちょっと意地悪してただけだ」


「もうやめてくださいぃ」


赤「嫌がってるじゃないですか…」


友「いーの!うちらはそういう仲だから!な!」


「もー!今日はおしまい!!」


友「えー?じゃあ次はうちでやる?」


「やだ!」


友「もー嫌がってても可愛いのか〜」


「怒るよ!」


友「それはやだなぁ…」


「ふん」


友「あ、拗ねた」


「今日はお開き!私帰る!」


友「え、ちょ、お前らのせいだぞー!」


木「にゃんでだお!!」


赤「はぁ…」




私は見えないところでこっそり着替えて家に帰った。








***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年6月5日 22時

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