episode72 ページ23
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『1年生は赤組が大差で勝ちました!得点が大きく加算されます!さぁ続いては2年生です!』
生「赤葦気合い入ってんな」
赤「まぁね」
生「井上先輩が見てるからだろ〜?」
生「あ!そういうことか!」
生「井上先輩小さくて可愛いよねぇ」
生「分かる!今日の格好もオシャレだよねー!」
生「私も髪伸ばそっかな〜」
「ん?あ…2年のみんな頑張ってね!」
生「ぐぅう可愛いです!」
生「ありがとうございます!」
生「井上先輩も頑張ってください!」
生「応援してます!」
生「私も!」
「ありがとねっ!」
赤「井上さん」
「はい!」
赤「手貸してください」
「うん?」
赤「…」
赤葦くんが手のひらに大きく「すき」と書いてきた。
「!…ふふっ」
赤「!」
私も同じ事をしてあげると、
赤葦くんは照れた顔で元の位置に戻っていった。
赤「はぁ…」
生「どした?」
赤「俺井上さんと結婚したい」
生「すれば?」
赤「する」
『2年生のリレーが始まりました』
2年生のリレーも1年生同様盛り上がりを見せた。
やっぱり選ばれた子達は速い。
友「え!2年の速いやつと走るんじゃん赤葦」
「えっ、あ!」
友「ほら!」
「…」
生「ハァッ!行け赤葦!!」
生「頼んだぞ久保田!!」
『さぁ!バレー部副部長対バスケ部エースの戦いがトップで繰り広げられています!どちらも譲らない!』
生「久保田行けー!!!」
生「久保田くーん!かっこいー!!」
生「負けんな赤葦ー!」
生「ファイトーー!!」
あちらこちらから荒々しい声が聞こえる。
それほど2人の対決は熱いのだろう。
『おっと!僅かに久保田が前に出た!!赤葦どうする!!』
赤「久保田…!」
久「やっぱ、はえーな赤葦!!」
「あっ…赤葦くん頑張れ!!」
赤「!」
キツそうな顔してた赤葦くんが私を見て
笑顔になっていた。
赤「久保田先行くよ!」
久「えっ!?」
『なんと赤葦恐ろしい速さで久保田を抜き去りました!一体どういうことなのでしょうか!どんどん突き放してバトンが繋がりました!!』
生「うぉおおお!赤葦!!!」
生「赤葦くん凄い!!!」
生「久保田くんをあんなに追い抜くなんて!」
赤「はぁ…はぁ…どうも」
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年6月5日 22時