陰キャ、高校デビューから2年。続【ハイキュー】

デビュー70 ページ22

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侑「おーっし！」


治「俺の見せ場とんなや！」


侑「あ？！今のは俺の見せ場や！」


角「俺にもそろそろ打たせて」


大「お前ら騒いでると北がほれ…」


北「…」


宮・角「げ…」


大「あの目は…ちゃんとしぃやって言っとる」


侑「んも〜圧強すぎんねん！」


治「目がやばいよな目が」


角「サボれねぇ…」


北「…はぁ」


「？」



北さんがみんなを見てため息をついた。



「どうかしたんですか？」


北「いや…今日も平和やなとおもて」


「！？」



絶対今のため息そう言うんじゃないよね！？



北「…納得してないな」


「え…はい」


北「ふふっ、俺は別に鬼やないから。アイツらの喧嘩や騒いどるとこ見てると、あぁ俺はバレーやっとる一員なんやなって思える」


「…」


北「遠野ちゃんにもあるやろ？そう感じる時」


「そうですね…何回かありました」


北「その気持ち大事にしぃや。時間が経てば、今のメンバーではおられんようになる日が必ず来るからな」


「！…随分、寂しいこと言うんですね」


北「たまたまや。けどそれはアイツらだけやなくて、遠野ちゃんと過ごした日々も関係あると思う」


「私、ですか？」


北「…少なくとも今の2年はみんな遠野ちゃんのこと確実に狙っとるし、好きやと思うで」


「！？」


北「ま、俺も例外やなくなったけどな」


「えっ…」


北「でも、任せられたからにはお世話もちゃんとやんねん。どんだけ遠野ちゃんが好きでも、簡単に手ぇ出したりせんから安心しぃや」


「き、北さん…」


侑「北さーん！北さんの番ですよー！！」


治「はよ来てください」


北「ほな行ってくるわ」


「はい…」



北さんはそう言うと宮くん達の所へ行ってしまった。


顔が熱い。
また心臓が痛くなる。


北さんまで、そんなこと言うんですか。
私の心掻き乱しすぎです…。





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