デビュー49 ページ1
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試合の結果は音駒の逆転勝利だった。
ギリギリの戦いだったので私も手に汗握った。
「お、お疲れ様です」
黒「いやー疲れた疲れた」
孤「あーー無理」
夜「まだローテ1回目だぞ研磨」
海「みんな頑張ったな」
私はみんなにタオルと飲み物を渡した。
本当にみんな頑張った。かっこよかった。
黒「にしても最後の最後で木兎がしょぼくれて助かった〜」
孤「ん…クロ、なんか木兎さんに変なこと言ってなかった?」
黒「ふふん。遠野ちゃんさっきからお前のこと見てねーぞ♡って言ったら泣きそうになってたまじウケる」
「え…」
孤「いやそれやったらあの人…」
木「うっ、うぅ、あがあじ…」
赤「はいはい、頑張りましたね」
秋「黒尾のヤロー心折りやがって」
小「いやでもちょっと面白かったな」
猿「木兎魂抜けてたもんねー」
黒「ブヒャヒャッ!ざまーみろっ!」
孤「赤葦可哀想…」
「あ、はは…」
なんか私のせいでごめんなさい木兎さん。
木「俺は、なにやっだっでぇえ…」
赤「(あーだめだ、遠野さん呼ばなきゃ)」
「?」
休憩中なのに赤葦くんがこっちに走ってきた。
赤「遠野さん助けて貰ってもいいですか」
「あ、木兎さん、ですか?」
赤「はい」
「分かりました…」
私は小走りで赤葦くんの後を追い、
木兎さんの所へやってきた。
赤「木兎さん、遠野さん来ましたよ」
「木兎さん」
木「ハッ!遠野ちゃん…酷いよォ…」
「ぼ、木兎さん、騙されちゃダメですよ…私は、ちゃんと木兎さんのことも見てましたよ」
木「ほんとぉ?」
「はい、すごくかっこよかったです」
木「(ギュンッ!!)」
赤「あ、やばい。遠野さんちょっと…」
「え?」
木「ンンン遠野ちゃーん!!!好きだーーーッ!!」
「わっ」
木兎さんが私目掛けて飛びかかってきそうなところを、後ろにいた赤葦くんが手を引っ張ってくれて神回避した。
そして木兎さんは床とごっつんこした。
木「あ、赤葦ーッ!!!」
赤「そこまでは許してないです。自重してください」
「わわわ…」
秋「青春だねぇ」
小「言うて赤葦も取られたくないんじゃね?」
猿「絶対そう笑」
***
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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、良ければ全員分の落ちとか見れたら嬉しいです!更新楽しみにしてます! (8月5日 3時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年4月23日 3時