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#42 ページ43

***






荒北先輩が私から少し離れた。




「…」


「真っ暗でもお前が物欲しそうな顔してんの想像できるわァ」


「っ…じ、実は見えてるんじゃないですか!?」


「全然。まぁ匂いで分かるけどなァ」


「う…」


「なァ、俺のどこに惚れたんだヨ」


「!」


「俺は女に好かれるタイプじゃねェのにヨ」


「…え、全部とか言ったら怒りますよね?」


「おう」


「えと、荒北先輩、凄くスタイルが良くて黒髪でクールだし噂によると中学の頃、野球部で活躍してたんですよね?それもまたかっこよく思えて…声や性格もどタイプで顔もかっこよくて好きです!」


「…引いたわ」


「えぇえぇえ!?!?」


「うわー七波きめーわー」


「な、なんでですかっ!言えって言ったのは荒北先輩ですよ!!」


「いやそーゆーのまじ無理だわー帰ろ」


「あ、やだちょっと!待ってくださいよ!!」




荒北先輩が部室の電気を付け荷物を持って帰ろうとしたので、私は荒北先輩の手を自分から握った。


そして涙目になりながら訴えた。




「ごめんなさい!確かにストーカー紛いなこともしちゃってた時期はありましたけど別に不純な理由じゃないんです!信じてくださいっ!!」


「余計きめーわー」


「荒北先輩っ!!!」


「ハッ…バカちゃんがヨ…」


「っ!!」




必死に荒北先輩が帰るのを阻止していたら
先輩の方から私を捕まえて来た。


そして私にキスした。




「…」


「んっ…!」




頭が大パニックになる。
けど私は大好きな荒北先輩とキスしてる。


なにこれやばいって!!!!




「んんッ…」


「…下手っぴ…」




荒北先輩に貪られるようにキスされる。
吐息が混じりながら何度も何度も。


頭がぼーっとしてきた。




「いひゃぁっ!」


「勝手に遠のいてんじゃねェ」




私が後退りしていたのを見破った荒北先輩が
舌を噛んできた。痛いけどなんか嬉しい。


Mに目覚めそう…。







***

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さくみ(プロフ) - これ本当に好きです、、!!続き気になりすぎて死んじゃいそう、です (2019年8月28日 3時) (レス) id: 7862236ae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2019年7月10日 21時

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