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#33 ページ34

***






それから私はインハイ前日まで
黒田くんと喧嘩をせず、マネージャーの業務をこなした。


荒北先輩と関わる時間は減ってしまったけど(そもそも接近禁止命令出てるし)見ているだけで満足だった。


やっぱり先輩はカッコイイ。
私の大好きな人だ。




「明日はいよいよインターハイだな」


「そうだね」


「七波、大人しくなったな」


「そうせざる負えなかっただけ」


「そうか」


「泉田くんこそ頑張ってよ…インハイ」


「おお、七波から応援されるとはな。ありがとう」


「別に」


「アンディとフランクもとても喜んでいるよ」


「…泉田くんの筋肉って相変わらず凄いよね」


「これが俺の武器だからね」


「ちょっと触ってもいい?」


「もちろんだ」


「…おおっ」




私は泉田くんの胸筋や腹筋に触れた。




「かっこいい…」


「!!…照れるなぁ」


「ほんとに、頑張ったんだね…」


「あぁ。このレースのためにね」


「…この前は迷惑かけてごめんね」




私は泉田くんのアンディとフランクに触れながら謝った。




「っ!」


「…泉田くん?」


「あ、あぁ…別に大した事じゃないさ。それよりも七波がちゃんと言うこと聞いてた方が偉いと思うぞ」


「ホント!?」


「ッ…あぁ…(可愛いな…)」


「ありがとう泉田くん!」


「…」


「え?」




泉田くんが何も言わず突然両肩を掴んできた。




「七波…」


「はい」


「お前…尊いッ!!」


「…へぁ!?」


「なんだその可愛さ!!いつからそんなもの身に付けたんだ!!!」


「わぁぁあ!!揺さぶらないでぇぇえ!!!」




泉田くんは涙を流しそうになりながら
私を全力で揺さぶってきた。


首が取れそうだよ…。







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さくみ(プロフ) - これ本当に好きです、、!!続き気になりすぎて死んじゃいそう、です (2019年8月28日 3時) (レス) id: 7862236ae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2019年7月10日 21時

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