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感情 ページ12

誠志郎side



俺がひかりちゃんを初めて見たのは屋上でゲームをしていた時だった





ガチャという音がして滅多に屋上には人が来ないからドアが開く音できになった







小さい女の子が屋上に歩いてきた






女の子はパンを食べ終わるとヘッドホンをつけてゲームをし始める







週に3、4回は毎回屋上に来る子だった







髪が白くて肌が白くて







ゲームで多分勝ったんだなーって思う時は毎回その子は









嬉しそうな顔をしていた








その日から少しずつ女の子が気になるようになった





名前はAひかりちゃんって言うらしい







俺は毎回先生が来てもバレないように屋上のドアがある後ろ側に居た







ある日またあの女の子が来た静かな屋上に聞き覚えのあるクリアする音が聞こえた









そのゲーム特有で音楽が流れるゲームだった











その日はなんでか勝手に体が動いててその女の子に話しかけてしまった







「そのゲーム俺もやってる。」








ひかりちゃんはちょっとびっくりして目がぱちぱちしてた








けどその後初めて話したのにフレンド交換もしてくれた








仲良くなったら下の名前でもいいって言われた






「また話そうねひかりさん」





『また話そうねじゃあね凪さん』







初めてあの女の子と話せたのがすごい嬉しかった






ずっとひかりちゃんのことは知ってたけど初めて認識を持って貰えて手を振ってくれたのもすごい嬉しかった









こんな感情初めてだった

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作者名:水玉もよう | 作成日時:2023年2月2日 20時

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