烏の中にもう1人の無気力くん

第4話 ページ4

Noside
「おっ丁度始まりましたよ！大地さん！スガさん！」




黒い服を着た三人組の目付きの悪い坊主の人が


北川第一と雪々丘の試合を見ながら


頼りになりそうな人と優しそうな人に声をかける


この目付きが悪そうな坊主の人は


後にレイたちがお世話になる先輩

田中龍之介




「おう」




田中の発言に返事をした頼りになりそうな人は


ある人物を探しながらコート上のある人物を探す


この頼りになりそうな人は


後にレイたちが支えてもらう主将

澤村大地




「元気なの居るな」




雪々丘の元気に挨拶している


オレンジ色の髪の毛した人物を見ながら話す


この優しそうな人は


後にレイたちの母の様な存在になる先輩

菅原孝支




田「でもなんで、中学の試合なんか…」




試合を見てた田中は顔を上げ



澤村の方を見上げる




澤「王様と騎士を見に来たんだよ」




コートの一人の男を見てそう言った




菅「王様と騎士？？」




そんな発言に誰だと思いコートから顔を上げて



澤村を見て澤村の視線にいる人物を見た





澤「王様は、北川第一の2番…セッターの影山だよ」




そう言ってコートのある人物をゆびさして彼だと二人に言った





「鋭いトス回しに加えてブロックやサーブでもガンガン点を稼ぎ」


「抜群の身体能力とバレーセンスでコートに君臨する王様！」




それから視線をコートから外しある集団が座ってる観客席を見る




澤「そして、騎士は…あっあそこの席の1番手前で観てる龍我峰の4番…ウィンドスパイカーの星桜」


「相手の指の動きから足の動きまで全て見て癖を見抜くそれから、仲間に指示をして対戦相手を完璧に理解する」


「そして、彼の放つ一撃は重いボールではなく鉄砲を撃たれたような感覚になるらしい」




三人でレイを見ていると本人と目が合った




『……ﾍﾟｺ』



田「うわ、俺今目が合ってお辞儀された気がする」




そう言って田中は来年は先輩を尊敬してくれる後輩が欲しいと思うのであった




菅「礼儀正しい…」





そう言って菅原は来年どんな後輩が来るか楽しみにしていた




澤「まぁこの2人は来年戦う事になるかもだろ？」




そう言ってポケットからメモ帳を出して何かをメモしていた




田「そっすね…」




もう一度コートの影山の方を見た険しい顔をしていた

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