愛してる【JW】

呼び出し【黄】 ページ6

「A、社長がお呼びだ。」





朝、出勤してくると早速上司から伝言を受ける。






え、社長って言った？？？





私あったことないよ？





やば、なんかやらかしたかな、





『あの、部長、、私なんかやらかしました？？』





「知らん。お待たせさせてるんだ。早く行け」






ぶっきらぼうにそう言って、仕事を始める上司。





うわぁぁぁあ、、、最悪だ。






とりあえず社長室は45階にあって、遠すぎるから急いで向かった。






エレベーターが上に上がっていくほど、不安と緊張がこみ上げてくる。






ついに45階に着いた。





『着いちゃった、、』






コンコン、とノックをして社長室に入ると、






中間「あぁ、そこ座って？」






優しく微笑まれた。





怒っては、、無さそう。





少しだけ安心する。





でも、社長直々に申し上げることだ。





相当なことだろう。






中間「早速なんやけどね、君に新しい仕事を頼もうと思ってね。」






『え、はい、、』





緊張して、うまく声が出なかった。






中間「はは笑 緊張しすぎやで笑 そこの紅茶、すごい美味いから飲んでみ」





そう言われたので飲んでみることに。





どっちみち、社長のいうことに逆らえやしないし、、、





一口飲んで見ると、甘くて香ばしい匂いがはじけて、ものすごく美味しかった。





『わぁ、、今までの紅茶で一番美味しいです！』






中間「かわい、、、、」







『え？』






中間「あ、なんでもあらへんよ？？」






頭が、クラっとした。





そのまま私の記憶は途切れた。








ｰｰｰｰｰｰ







目を覚ますと、豪華な部屋のベットに横たわっていた。






起き上がろうとすると、手が動かない、、






『へ？』





手、縛られてる、、、





『誰か、、！！』





必死に叫んだ。






すると、扉の開く音。、






助かった、！





中間「起きたん？」






え、、、社長？？





あ、そうだ。社長室で倒れたんだっけ
私。






中間「新しいお仕事やで、A。」






『新しい、お仕事？？？』








中間「そ」









中間「夜のお仕事」







ニヤッと笑う社長の顔が、私を恐怖のドン底に落としていった。









【完】

穴【橙】→←出会い【緑】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す