ヒーロー ページ19
you side
まだまだ時間のある昼休み。
ジョングクが、教室にいる訳もなく、
校舎中を探し回った。
それでも、ジョングクは見つからない。
少し休憩しようと、緑化委員の育てる花壇に座り込んだ。
すると、すぐ近くにある校舎の窓から
話し声が聞こえた。
「ねーえ！あそこにジミンくんいたの！」
「私今日の朝テヒョンくん見つけちゃった！毎朝あの時間に来ようかな……」
「必死、笑 いーなー笑」
あらあら、人気なのね先輩達。
ジミンくんテヒョンくんって呼んでるってことは、私より年上かな？
なんて、どうでもいいことを考える。
もう、残り時間も少ないし
そろそろ探し始めようと思った頃。
「あ、1年のさ、チョンジョングクくん？もイケメンじゃない？」
「わかるっ！喋ったとこ見た事ないけど、クールビューティっ感じ！」
聞こえてきたのは、ジョングクの話題。
やっぱ、人気なんだな、ジョングク。
少しだけ、胸が痛む。
もう慣れたもんだけど。
昔から、みんなに人気で
私は、それを見つめることしか出来なくて
思い出すと、ズキっとする。
「でも正直さー、いつも隣にいる子邪魔じゃない？」
「それ。なんか彼女気取り笑笑」
追い打ちをかけるように、私の悪口が聞こえてくる。
いつも隣にいる子って……もしかしなくても私だよね、
聞きたくなかったな…
気分が下がり、泣きそうになっていたその時。
困った時に、1番に駆けつけてくれる
私のヒーローが。
JK「もう聞くな」
そう言って、私を抱きしめる。
それだけで、安心できて。
どんなことも、大丈夫って思えてくる。
「え、」
立ち上がって抱き合う私たちを、窓の向こう側から見つめる
何人かの女子生徒達。
『ジョングク、恥ずかしい』
そう言うと、素直に離れてくれるジョングク。
JK「……はぁ。」
大きめのため息をこぼしたジョングクは、校舎の方へ近寄り、
少し空いていた窓を、勢いよく開けた。
１階にいる女子生徒の皆さんを、見上げる形で
ジョングクは、喋り始めた。
JK「俺、こいつ以外興味ないから。」
「なっ」
女子の先輩達が、顔をしかめる。
JK「それに、こいつのこと傷付けるようなやつ、さらさら興味ない。」
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天才みんしゅが - 芋…ライオン…w 「ライオン=ててちゃん」は、わかるけど「芋=ジミン」て…笑 本人がこれを知ったらどうなることか… (2020年7月26日 9時) (
レス) id: 76fab61346 (このIDを非表示/違反報告)
グクミン - この小説めっちゃ大好きです！更新頑張ってください！ (2018年8月26日 3時) (レス) id: d5a5cf6bc6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - のちゅさん» コメントありがとうございます!!!読んでくださっている皆さんが優しすぎて、作者泣きそう…笑 これからもよろしくお願いします^^ (2018年8月9日 19時) (レス) id: b2058b531d (このIDを非表示/違反報告)
のちゅ - この作品すごい好きです!!頑張ってください！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: 3bb9d53674 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - ゆうれさん» どこまでもお優しい方……！すっっごく嬉しいです^^これからもよろしくお願いします^^ (2018年8月7日 22時) (レス) id: b2058b531d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々 | 作成日時：2018年7月17日 22時
