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「一緒に帰ろ」
「っ……。えっと」
「なんか俺、お前にした?」
「えっ?」
心配そうな顔。
ちょっとそんな顔しないでよ。苦しくなる。
「なんかした……?」
あぁ、もう。
「貴方といると熱くなる。苦しくなる。
切なくなる。なんでかは、わかんないけど!」
早口でまくし立てた。
貴方の驚いた顔。
呆れられちゃったかな。
「多分貴方アレルギー……え?」
目の前が暗くなった。
貴方が私に抱きついているのだと気付くのに、
少し時間がかかった。
「俺のことが好きなんじゃねーの?」
「好き……。あぁ」
「好き……かも」
そうか。この感情は。
いわゆる恋、なのかもしれない。
「俺も」
「ねぇ、貴方の顔が見たい」
「だめ、絶対」
あげようとした頭を手で押さえられた。
うん。
しばらくは貴方に埋もれていたいかも。
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作者名:砂川林檎 | 作成日時:2018年2月4日 18時