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その後、全員が吹き出しアウトになったところで、グルッペンが笑い転げながら「もういいゾwwwwwひーwwwww」と、出店許可と解散の声をかけて、なんともへんてこな発表会が終わった。
ひとり意気込むはひとらんらん。彼はやると決めたら一直線の日本男児だ、すぐにメニューや内装、試作など計画的に取り組んだ。
結果、幹部たちの「出店する前に諦めてしまうのでは？？？」という心配は無用に、許可を得てからなんと一月ほどで店を出してしまったのである。
これには仲間も仰天し、まだ時間がかかるだろうからと後回しにしていた書類が一気に早まったものだから、書記長は眉間を揉んだ。
さてさて、開店後の店の様子である。
店の厨房に初めて立ったときは緊張したものだが、今ではもう慣れっこで、日々忙しなく、しかし楽しく店を切り盛りしている。
おっとそれより、本来の目的である彼のお望みのような女性が店に現れたかということであるが。
「なんてこった…人生の先輩しか来ねぇ…！！！」
シンプルな外装、落ち着いた温かい雰囲気、どこか懐かしさを感じさせる和食、ひよこの頭をかぶった訳あり店主。
これらの要素は、見事に街のご老人方のハートと胃袋を掴んだ。ひとらんは彼らを無下にもできず、親切を振りまいていたところ、一定以上の年齢層が増える増える。
今や店の隅にミニゲートボールを作るほどには、常連客ができていた。
最近では、年頃のカップルが入ってきて、中を見た瞬間居心地悪そうな顔をしていた。居心地悪そうだけならまだ良かったが、店主のひとらんが彼らの前に現れた瞬間に店を飛び出していってしまった。
それもそのはず、厨房からガタイのいいひよこ男が出てきたら、足腰の強い者は皆逃げ出す。
「…今日も頑張るかぁ…！！」
背伸びをして、今日もひとらんは店のシャッターを開けた。
いつか、いつかご飯が好きで温かい笑顔で素朴で純粋な可愛い女の子が来ますように、と祈りながら。
そう、今日がその運命の女の子が来る日だとは知らずに。
『！これは、香ばしいお味噌汁の匂い……！！懐かしいですね、おばあちゃん！』
「そうねぇ、もう味噌なんて外国でしか手に入らないと思っていたけれど。」
『自家製…！！これは入るしかないでしょう？』
太陽のように笑う20歳に満たないくらいの女性は、目の前の車椅子に座る老婦人に楽しげに話しかけた。
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Iam猫(プロフ) - ごふっ…(尊死) (2023年2月24日 19時) (
レス) @page27 id: 3ca575e283 (このIDを非表示/違反報告)
そや(プロフ) - ココさん» 「採用ッ！！」ボイスの需要高いですよね笑笑楽しんで頂けているなら光栄です。おまたせして申し訳ない…！応援ありがとうございます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: 24954b5e40 (このIDを非表示/違反報告)
ココ - Ht さんの「採用ッ！！」を聞きたくなったのは私だけではないハズ…………とりあえず貴方様に対して叫ばせて下さい。「神か！？」((何週でもさせて頂いております。これからも執筆頑張って下さい。応援してます。 (2020年8月15日 23時) (レス) id: d05d7912b9 (このIDを非表示/違反報告)
そや(プロフ) - えびふらぁいさん» ありがとうございます式挙げましょ((お楽しみいただけているようで嬉しいです、がんばります！ (2020年8月14日 11時) (レス) id: 24954b5e40 (このIDを非表示/違反報告)
えびふらぁい - え、好きです結婚しm((ん"ん"ｯｯ頑張ってください！ (2020年8月8日 8時) (レス) id: 0d40d9cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そや | 作成日時：2020年2月11日 19時
