[暗殺教室]これが私 (ページ6)

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理由ページ6

(E組へ行く理由は？)
私は考えた。
私もそう思ったからお互いに考えてるだろう。

何気ない会話をしながらだし、同時にこうじっくり考えながら話せるってことは相手は知能が高い。

チラッとそっちを見る。

あっ…4本の指の第二関節部分に怪我ある。

拳…で怪我するということは”不良”の部類だろうか。

「俺さE組だけど不審に思わないの？っていうか
もう何かわかった顔してるように思うけど」

『お互い様ですよ、私もE組ですし。』

定番の返しだったのだろうか、それとも
何かわかった顔というのを認めたかのように
話返したからか、彼は特に表情も変えずにいた。

『貴方は私がE組にわざわざ転入してきた理由はわかりましたか？』

「全く。マゾのように感じてるよ。
転入試験に受かってるなら、A～Cには入れると思うけどね。」

教えてよって目で訴えてくるのがわかる。
面白い玩具だと思われているのか？

『Let's keep it secret. Each other.』

「ふふっ、どうせ落ちたらわかるけどね。お互い。」

『この後赤羽君は何か予定があるんですか？』

「勿論」

停学の手続き？頭良くてもすぐ手が出る性格とみて私は内心笑ってしまっていた。

その後の台詞でその笑いは止まったけど。

「君に本校舎の案内。」

どうせ必要ないだろうけど。
君面白くてさ。

って彼は私に笑いかけた。