浜田中の秀才くん【探偵チームkz】 (ページ9)

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ん、あれ…

『なぁ…あれ』

「え？…あ、アーヤ！」

立花が振り返ってきた

「今、捜しに行こうとしててさ。そしたらAがアーヤの事見たって言うから。」

すると辺りの生徒達が騒ぎだした

「わっ…翼(つばさ)だっ！」

「きゃっ会えたっ！今日ラッキィ！」

「Aくんも居るっ！」

「えぇ！更にラッキーなんだけど！！ラッキーラッキーだよっ！！」

「2人とも近くで見ると超可愛い！！」

「髪の毛サラサラ、睫はクルッ、笑顔はキュートで…もう天使としか言いようがないっ…！」

なんて事を言っていた

美k……翼は分かるけど…なんで僕まで？(天然)

すると翼が立花の方に行った

だから僕も着いていって立花の近くに来た

「さっき小塚からLINE来てさ」

翼はユニフォームの肩から羽織ったスタジャンのポケットに手を入れ、スマホを出す。

小塚って…秀明で有名なシャリの小塚？

あぁ…小塚って人もkzに居たっけ…

「若武が今日、秀明の休み時間に、kz会議開くって言ってきたって。」

画面を操作して、立花に見せた。

「場所はカフェテリアね」

カフェテリアって…秀明にもあったよなぁ…

ん？？さっき秀明って言った？？

『ねぇさっき秀明って言ってたけど…秀明に通ってんの？』

ちょ…立花…そんな露骨に驚かれると悲しい…

「うん。俺は今はハイスペックに移ったけどアーヤは秀明だよ」

『そうだったんだ。なら一緒だね…ってか一緒になるね』

「え？柊クン、どういう事？」

『何も難しい事じゃないでしょ？僕が今日から秀明に通うって話。まぁ今日は見学ってだけなんだけど…確か見学時間が休み時間だった気がする。学習中だとなんとなくダメな気がして休み時間にさせてもらったんだよ』

だからもしかしたら会えるかもねって言いたいんだよなぁ…

「…だから俺等と会えるかもしれないって事？」

『よく分かったね…まぁ分かるか』(笑)

立花は分かったかな？

…分かってなさそう…汗

『ま、それだけだよ。僕、野球部に助っ人として呼ばれてるから行かなくちゃ。バイバイ』

「うん、またね」

「ひ…柊クン、バイバイ！」

僕はその場を去った