浜田中の秀才くん【探偵チームkz】 (ページ8)

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「じゃ私、図書部行ってくるから。」

副部長が出ていこうとすると部長が声をかける

「もし、作業に人手が必要だって事になったらいつでも文芸部が協力するって言っておいて。」

副部長が頷いて出ていこうとしたけど僕等の方を見て

「ところでさ悠飛達はなんでさっきからここでウロウロしてんの？」

悠飛が此方をチラッと見ると

「行こうとしたらAが立ち止まったんだよ。んで話聞いてたら、立花が変な事考えてそうだったから口を出しちまっただけ。……それに惚れたヤツとは少しでも長く一緒に居たいだろ」(ﾎﾞｿｯ

…最後の方聞こえなかった…

すると悠飛の背中を副部長が叩いた

「悠飛も青春してるじゃん！あのねぇ悠飛。早く結論出したいんだろうけど、それは小説の中だけにしといて、現実の方は引きずってけば？それよりしょうがないじゃん。ライバル(敵)は多いんだし。」

悠飛はあからさまに肩を落とし、僕の手を引いて部室を出た

少し歩いてから悠飛に話しかけた

『ねぇ悠飛。さっき、最後の方聞こえなかったんだけど何て言ったの？』

「あぁ…部室のヤツか…なんでもねぇよ。お前にはまだ早い話だよ。」

『どーゆー事？…あ、美門だ…バイバイ、悠飛』

「あぁ……

美門を見つけると直ぐに行くんだよな……でも…俺は名前呼びなんだよな…」

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『美門ー！！』

すると美門は直ぐに気付いてくれた。

「あ、A！俺、今アーヤの事捜してんだけど何処に居んのか知ってる？」

ん？アーヤ？

『アーヤって誰？』

すると美門はやべっといった顔になった

「あ…あぁ…立花の事なんだけど…」

『あー…立花ね。さっき文芸部の部室に居たからそろそろここ通るんじゃね？』

多分そろそろ通る時間だもんな

「あ、そうかな？因みにAは何やってたの？」

『悠飛と話してた。』

「…片山？…なんで俺は苗字呼びでアイツは名前呼びなの？」

『なんとなく』

なんでそんな事聞いてくるんだ？

しかも何処と無く不機嫌になったし

「俺の事も翼って呼んでよ。ツバサじゃダメ。タスクって呼んで」

『あ…あぁ…？分かった…？』

なんでそんな事言ってくるんだ…？？

ってか今更？？？