浜田中の秀才くん【探偵チームkz】 (ページ6)

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5 彩side ページ6

男子6人は皆成績の良いエリートなんだけど

すっごく個性が強いんだ。

時には我儘だったり信じられないような事を平気で言ったりやったりする。

彼等を見ていると男子ってものの生態が分かるような気分になるよ、うん。

「あぁ立花さん、悠飛の事解放してやって。」

部長がそう言った

「野球部の部長から言われてるんだ。片山が居ないと練習にならないから、出来るだけ早くグラウンドに来させてよって。それに柊クンも助っ人として来いって言われてるみたいだし。まぁ教えるだけみたいだけど…行かせた方が良いしね。」

まぁ野球部の大事な戦力と文武両道の子だからな。

「それよりさっきの話の続きをするから、座ってくれないか。」

私は仕方なく悠飛を放し空いていた椅子に腰かけた

「うちの学校ではまだ被害は出ていないんだけどね。そのうちやられるかもしれないって図書部が戦々恐々としてるんだ。」

副部長も憂鬱そうに口を開く

「そんで盗難防止に協力して下さいって連絡が来たの。でも協力って言ってもねぇ…どうすりゃ良いのよ…」

おぉ！これは事件だ！