浜田中の秀才くん【探偵チームkz】 (ページ27)

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26 彩side ページ27

「確かに………」

小塚君が呟いた

『ね、だからリーダー様、入れてよ』

「…仮入団とする！今回の件を通してkzに相応しい人物なのか、それを判断しよう！」

『全然OK。余裕余裕』

凄い余裕だ………

凄いな…

「じゃ今日はこれで解散だ」

上杉君が急に体を起こし若武を見る

「おい、リーダーの俺」

それは若武が会議の最初に自分を指して言った台詞たった

上杉君は皮肉屋だから偶に相手の言葉を取り上げて揶揄するような言い方をするんだ

「七鬼の話が途切れたままだぞ」

あ、そうだよ

「七鬼なら暫くkz7戦線離脱だ」

なんで？

「あいつ、ナショナルサイバートレーニングセンターの人材育成プログラムの受講者に選ばれたんだ」

へ………？……それは何？

『それは総務省の下にある情報通信研究機構がサイバー攻撃に対応出来る若い人材を育成する為に始めた事業だ。募集をしたら359人の応募があってテストでふるい落とされたりして47人が残ったんだって。その中で1番若かったのは10歳の小学生』

おぉ！若い！！

「七鬼はその次なんだと。それで研修とかがあって忙しいらしい」

政府の養成プログラムに入れるなんて凄いな

頑張ってこの国を守ってよね

「ITの専門家ってどんどん若くなってるよね」

翼がそういうと黒木君と柊さんが頷いた

「アメリカにデロイトっていう世界的な大手コンサルティング会社があるんだけど」

『そこでサイバー対策管理職になってる人はまだ21歳。しかも日本人なんだ。これは誇るべきだよね、同じ日本人としてさ』

素晴らしい！

「という事で当分七鬼は欠席だ。俺らで頑張ろう」

若武のその言葉を聞いた途端上杉君がニヤッと笑った

「七鬼が抜ければ俺達は6人だ。若武、よく聞けよ。kzは当分7じゃねーからな。今度7つけたらはっ倒す」

「は？柊も入るんだから7付けても良いだろ！？」

『僕は仮入団だからさ〜♪』

「くっ！！」

この勝負、上杉君の勝ちかも