浜田中の秀才くん【探偵チームkz】 (ページ17)

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16 彩side ページ17

「そのレッスンが憂鬱でさ」

すると柊クンが立ち上がった

『黒木って開生？』

「そうだけど？」

『6年の時とかにマウンテンバイクの情報とか

中1になって直ぐぐらいに砂原ミートの事とか聞いた覚えはある？』

え？なんでそれを…？

それは私達(翼と忍を除く)しか知らない筈…

「そう…だけど、なんで？」

『だって情報提供したの僕だし。それにコネの中で仲良い開生の奴が居て、ピアノが憂鬱とか言ってたから。』

仲が良い！？

「…もしかして柊ってGrudge？」

『そ。よく分かったね。』

「だってピアノレッスンが憂鬱なんて言ったのGrudgeだけだから。」

『そうだったんだ』

黒木君、すごく発音綺麗…

「おいおい…Grudgeってお前、何があったんだよ…」

上杉君が参った様に言う

え？どんな意味なんだろう…？

『ってか僕等会ってたんだ。気付かなかった』

「俺、たった今思い出したよ。…でもあの時、スカート履いてたね」

『あぁ、履いてたな』

え？柊クンってそーいう趣味…

『立花、誤解。そもそも僕女だからね？』

え

「「「「えぇぇ！？」」」」

『皆驚きすぎじゃない？ってかなんで立花は知らなかったの？』

え、言ってたっけ！？

『転校した時に言ったと思うんだけどなぁ』

「うん、言ってた。アーヤ覚えてない？」

翼に言われて頑張って記憶を探ってみる

んー………

あ！！

「確かに言ってたかも！」

『忘れないでよ…』汗

「お前女だったのか！？」

「お前…男に間違われる事あるだろ？」

「ずっと男だと思ってたよ！！」

だよねぇ、私も男の子だと思ってた。

だってすごくカッコいいし、運動も出来るんだもの

『男に間違われる事は多々あるよ。女って言ったでしょ？若武はなんで同じ事を繰り返させるの？馬鹿？』

「そいつは馬鹿だぞ」

柊…さんの言葉に上杉君が間入れずに答える

『ふぅん……バカ武』(ﾎﾞｿｯ

上杉君と同じ事言ってる…汗

「なぁにぃ！？柊！幾ら女でも容赦しねぇぞ！」

『容赦しなくて良いよ。逆に容赦してあげよっか？？だって怒りに任せた攻撃しか出来なくて直ぐ終わるでしょ？後、僕に《女》って言われんのあんま好きじゃないの。』

「よく分かってんじゃん。」

『上杉もこれにいつも絡まれてんの？大変だね』

「まぁな」

なんか柊さんと上杉君で意気投合してる…

なんか握手し始めたし…

上杉君って女嫌いじゃなかった？？