たまには甘えたい 健二郎 ページ4
「健二郎〜」
健「ん?どないしたん?」
「あの……さ」
健「??」
ギュッ
健「…………」
「…………」
健「…………A?」
「あー、めっちゃ落ち着く」
健「お前たまにこうやってデレるよな」
「そう?健二郎に対してはツンなんて無い気がするけど?寧ろ健二郎が私に対してツンが多過ぎるんだよ」
健「そうか?でもどないしたん?何かあったか?」
「んー……」
健「んーじゃわからへんわ!ちゃんと言葉で言わな」
「ちょっと……ね。こうやって甘えられるの周りに健二郎しかいないからさ」
健「………」
「健二郎?」
健「シラフでよぅそんなん言えるなぁ……」
ほら、腰にくっついてないで。と健二郎から言われ体制を戻すと、ギュッと健二郎が私の肩に手を回す
「え!?ちょっ!!」
健「よしよし。お前はよう頑張っとるで!偉いなー」
右手で私の頭を優しく撫でてくれる。あー、めっちゃホッとするんだけど…
すごく照れ臭い
「健二郎が優しい……」
健「アホか!俺はいつだって優しかろ!!」
「ふふふ。そうだね」
私からも健二郎の体をギュッと抱き締め返す
健「……………A?こういうのは絶対俺以外にしたらあかんからな?」
「しないけど……何で?」
健「そんなん決まっとるやろ?相手が勘違いするからな」
「健二郎は大丈夫?」
健「俺は大丈夫に決まっとるやろ?やないとお前もこうやって甘えてこんし…」
「……そうだね」
女として見られてないのはなんか癪だけど、こうやって健二郎に甘えられるのは特権だよね?
「いつもありがとう健二郎!大好き!!」
健「なんや!!そんなん言われたら調子狂うやろ!!!」
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作者名:ポム | 作成日時:2017年9月22日 15時