こんな人生聞いてない！2 (ページ3)

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バレてたなんてページ3

『、え、あ、いや、』

なんで！？なんで御殿場のアウトレットまでバレてるの！？！？えっっっ、もしかして居ました！？

「で、合ってるの？合ってないの？」

、、、

ここまで特定されてはもうなす術がない

『、、すみませんでした………。』

諦めて白状すると、はい確保。と現行犯逮捕された。手錠の代わりに2人にガシッと手を掴まれる。え！？始業までまだ15分もあるの！？マジで死ぬよ！？！？

「で、どういう経緯？」
『イヤ、アノ、、ナントナク、、、？？』
「あ"？」
『この間ワインレッドに染まった服の代わりのものを買っていただいたんですすみませんんんん』

怖いんだよ樹の低音は！！北斗の理詰めと同じくらいの嫌い！！そう思いながらチラッと樹の方を見ると、

「服買ってもらうだけがなんで泊まりになってンだよ？」

案の定目ガンギマってガチギレでした。はい。

そんなに2人のこと好き！？！？そりゃ仲良いとは思うけどそんなに羨ましいの！？

『えぇっっとですね、、、いやぁなんか、不可抗力と言いますか、決して故意は無くてですねぇ、、、』

「、、、」

『濃霧で高速道路が通行止めになって帰れなかったので旅館泊まりました！！！』

無言の圧ヤバくないか？？？
絶対人殺れる目してるって！！マジで死人がでるぞ！！

「、、」

『すみません、、』

「ムリ」

『悪かったと思ってます、、』

「ヤダ」

「申し訳ありませんでした、、」

「、、、はぁ〜〜っ、、。」
『え、』

いきなり樹がため息をついた。
それを見て北斗がくすりと笑う。

「じゃ、今度オレともどっか付き合って。」
『、、、えっ、』
「なに、無理なの？」
『いや、全然そんなことはないんだけど、、』
「絶対静岡より遠いとこ行くから」

そう言うと、「あそこが良いだろ」「いやこっちも、」といつも通り2人で話し出した。

、、、

よかった〜〜！！

一時はほんとに死んだと思ったが、思っていたより詰められなかったことに少し拍子抜けする。

『いや超びっくりしたんだけど、京本くんって凄い綺麗に腹筋割れてんだね〜！普段からは想像できないくらい男の人！って感じだった！！』

すっかり安心しきって、いつも通りの感じでどこ行くか議論をしている北斗たちに入る。いや、入ったつもりだった。

「、、、ん〜、ちょっと待って。あなたなんで京本の腹筋知ってるの？」