こんな人生聞いてない！2 (ページ1)

今日:17 hit、昨日:9 hit、合計:6,479 hit

ペテン師なれんじゃない？ページ1

『、っすー、、、友達の、お店だよ、うん、、。』

だいぶ言い訳が苦しい気がする！！
どうする！？どうするよコレ！！

「ヘぇ、んじゃうまそーだったからオレも今度行きたいんだけどさ、店どこにあんの？」

『(静岡です、なんなら御殿場です、、、)』

どうにかこの心の声を漏らさないようにぐっと堪える

『や、なんかあんまり人に知られたくないな〜みたいな？お店なんだよね、、、。』

「ふーん、店って儲けてなんぼじゃねーの？」

『いやそこ隠れ家的なお店だからさぁ、、』

「オレ1人友人枠で連れてくのも不可能なぐらい隠れてやってんの？」

『ま、まぁ？そんな感じ？』

「じゃあ店名教えてくんね？ホームページだけ見てみたい」

『、、ホームページ、無い、のよね、、、。』

「じゃーGoogleで数少ないであろう口コミ見たいから、店名教えてよ」

『、、、』

終わったーーーー！！

あーーそりゃそうだ、今目の前にいるのは伝説の爆モテ樹様でした、、、口で勝てる訳ないのになにやってんでしょうね。なにか言えばすぐ倍になって返ってくる。このままだとブラジルまでの深さの墓穴掘ることになりそうです誰か助けて。

『(あーーーー、、、返す言葉が見つからない、、、)』

てかなんでこんな時に限って北斗いないの！？貴方たちいつもニコイチみたいになってるじゃない！！

悶々と考えていると

「、、、ｸﾞｲｯ」

『！？！？』

ぐいっと顔を正面に向かせられた。

その拍子にパチンと目が合う

「ね、なんか隠してることねぇの？」

…もう言うしか無いな、コレ。
多分今日が私の命日です。

死を覚悟して、口を開こうとしたその時

「こら樹。そんな凄まないの。」

『！！！北斗ぉ…！！』

救世主、北斗様登場！！！！！
待ってまじ胸熱展開キタって！！

「俺はいつも通りの時間にきたんだけどね。2人とも今日は早出勤？」

今私には北斗が神様にしか見えない。あーー良かった！！

「ったく、取り敢えずそのナチュラルに顎クイしてるのやめなさい」

「へいへいわぁりましよーだ」

良かった〜〜〜っっ！！これで上手いこと話を逸せば何故か見透かしたように樹が鋭く探ってきた土日の話しなくて済むかも！

「で、アナタ」

「土日に高地と京本と御殿場のアウトレット行って温泉泊まって来たんでしょ？」

『……………あっっっっ、』

ばれ、てた、、、、、、。