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出会った3ヶ月後ぐらいにはお互いもう惹かれあってて。


ドラマも無事、クランクアップして。


ひと段落したところだったな。




今思えば、いろんなアプローチをされたな…と。




僕は自分のことに関しては鈍感で、相手のことに関しては鋭感だから涼 介の事が好きって自覚するには時間がかかった。



涼 介に告白された時はびっくりしたけど、その時には僕の気持ちも好きってきづいてたから、とても嬉しかった。




「知念…。付き合おっか」


涼 介らしい素直な伝え方。



飾ったりせず、僕の目を見て真剣に告白して来てくれたことをよく覚えている。





その日は仕事が休みで、2人でドライブにでも行こうかってなって。



誘って来たわりには、すごく静かで会話もあんまりなかったから具合でも悪いのかなってずっと思ってたけど、夕日が煌めく海での景色の中、告白されて…。




さすが、王子って言われるだけあるなって思ったけど、今まで会話が少なかった理由は多分涼 介、緊張して不安だったんだろうなって思うと、とても愛おしく思えた。



これは僕だけの特権だけどね。





それから徐々に徐々にと仲は深まっていって、キスは当たり前。



もちろん、そういう行為だってするような仲までに僕たちはなっていった。

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作者名:梨香 | 作成日時:2017年12月10日 23時

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