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またまた、末吉秀太です┏○ペコッ
社『両親のことか?単刀直入に言っていいんだな』
「はい。ホントのこと伝えて欲しいです」
そうやって言った彼女の声は
すごく震えていた。
手は相変わらず繋いだままで。
鼓動が早くなってるのは気のせいなのかな。
社『Aの両親は...
、
、
、
、
____________もうこの世にいない...』
「ッ!」
死んだ!?
っ嘘だろ。俺が動揺しても意味が無いけど。
もし俺がAの立場だったら
辛くてたまらないだろう
「ッ。なんでッ」
社『Aのお母さんは
君が生まれたと同時に持病悪化で死んでしまった
お父さんは
ジサツだ
.妻の死にショックを受けてジサツをしたらしい』
「ッう.....そッ」
彼女の目からは一筋の涙が流れた
でも、社長は休めることなく喋り続けた。
社『両親がいなくなって一人になった君を
俺が拾ってAAAと一緒に住ませた
AAAの絆を深めるために...』
俺達のため?
確かに絆は深くなった。
でも、辛いよ。
Aの過去がこんなにも残酷だったとは...
思ってもなかった。
「わ、私ッ______ごめんッなさいッ」
『お、おい!!!!』
俺の手を振り払って
彼女は部屋から
_________________逃げ出した
『話すべて終わりましたか??』
俺は社長に問い詰めた
社『いや。ここからが大事なんだが...』
『ッ教えてくださいッ!!!』
社『彼女の母親は心臓に持病があったんだ
生まれる直前までは発作とかなくて
安心してたんだが
ある日夫の浮気現場を見てしまったらしい
そのせいでストレスが溜まりに溜まって
心臓に負担がかかってしまって
生まれたと共に心臓が止まってしまったんだ...』
彼女の知らない真実を聞いた俺は
何も言えなかった。
社『夫はだな。
自分のせいで妻が死んでしまったことを知って
ショックでジサツしてしまったんだ。
Aはきっと勘違いしている。
自分のせいで死んでしまったと思ってる
自分を責めてる。
お願いがある
末吉。彼女の誤解を解いてくれ。』
『ッはい!!』
俺はそう答えると
自然と屋上に向かってた...
彼女の泣いている顔を見てると
抱きしめてあげたくなったのは
まだ内緒。
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作者名:とんちゃ | 作成日時:2016年12月14日 15時