【REBORN!】最恐なお姉ちゃん。-7- (ページ10)

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199話ページ10

一樹が連れてきた男、そして私が絞め殺した男達の処分を決める会議が行われた。

｢どうしますか、沢田さんのご家族に手を出したとお聞きしましたが...。罪は重いでしょう。｣

｢容疑者は前科は無し。しかし、今回の実行について初めてではないと証言した。｣

｢それも一人をターゲットにする悪党がやる仕業、汚い手を使いよる。｣

話は一向に進まず、彼らの話に私はあまり聞く耳を持たなかった。

全可や罪などどうでと言い。

ただ彼らを締め殺してボコボコのグチャグチャにするのが目的だったのだから。財布も取り返せたのだ、もう彼らに用はない

しかし、そうは言ってられなかった。久しぶりに長官に顔をだしたら急にこれだ。会議なんて面倒なことをしてくれる。

群れるのは嫌いだというのに、お人好しにも程がある

こうやって目の前で群れられ、静かな空間は騒がしさを増すばかり。段々イラついてきた私に気づいたのか、右に座る総監は彼らを止めた

｢君達、彼女の前であまり騒がないでほしい。こんな為にこの場を使ったわけじゃない｣

｢そうだ、静かにしないか馬鹿共｣

私の左右に座る二人が止めると、当たりは静まり返った。まぁ、そうか。この二人に言われれば止めるしかない

総監が｢どうぞ｣と笑みを浮かべ、視線が突き刺さる中、それを見通して口を開いた。

｢処分は貴方達に任せる。でも、一つだけ彼らに言って欲しい。

二度と、この並盛に足を踏み入れるなってね｣

それだけだよ、と言い終えると席を立ち上がった

釣られるかのように次々に立ち上がる警察のキャリア達。隣に座る総監も、人懐っこい笑みを浮かべて｢もう帰るの？｣と目で訴えてきた

｢もう少しここに入ればいいのに｣

｢...私は暇じゃないんでね、総監｣

｢やだなぁ、総監だなんて。私はあまりその肩書きは好きじゃないんだ｣

まるで子供のように駄々を捏ねて、足を組む。長官はそんな総監の姿に呆れてため息をついていた

｢久しぶりに可愛い生徒が顔を出してくれたのにもうさよならだなんて、拷問だよ。｣

｢アホかお前は。沢田は忙しいんだ、お前みたいな餓鬼のような中年に構ってられるほど暇じゃない｣

｢酷いなぁ、中年だなんて。私はまだ人間の寿命の半分もいってないよ｣

｢沢田、はよ帰ってくれ。じゃないとまたこいつがうざくなる。｣

｢そのつもりだよ｣

長官に挨拶を済ませると、総監を無視して会議室を後にした。

あの二人、相変わらずの似てない親子だ