【REBORN!】最恐なお姉ちゃん。-7- (ページ8)

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197話ページ8

リボーンside

｢なんでリボーンが...？｣

オレが一樹を庇ったことに驚いてる見てーだな。

ツナの間抜けな顔に少し呆れるが、今はこうして入られなかった。

｢ツナ、一樹を止めんな。こいつはAの命令で動いてんだ｣

｢お姉ちゃんが...？何でだよ、｣

｢それは後ほどご説明しますよ弟君｣

オレが話そうとする前に、一樹が隙間に入ってきた。

チラッと横を見ると、一樹は怯える男を掴みながらツナに向かって笑顔で答えていた。

ゾクッと、何かが背中に当たる様な気配を感じながら。

それは、ツナには分からないように、オレとあの男にしか分からないように気をつけて

｢今は時間が無いので、全てが終わり次第会長によりご説明されます。ですから今は、暫しお待ちを｣

｢だ、そうだぞ｣

納得いってないような、そんな顔をするツナには少し申し訳なさが残った。本当なら伝えてやりてーが、口止めされてんだ

そう簡単に約束を敗れるわもない、アイツを怒らしたら何が起きるか分かんねぇ。

この男、一樹もな。

出会った時から、Aのそばに居る一樹と藍の情報が全然入ってこなかった。ボンゴレの力を使って調べてみても、名前しかなかった。

そんな野郎達が、何故Aのそばに居るかは分からんが、これだけは言える。

一樹と藍は主を裏切らねぇ。Aへの忠実心が奥深い、それだけは分かるんだ

｢では俺は行きます。お邪魔してすみませんでした。｣

｢いいや、ご苦労だったぞ。後は頼む｣

｢勿論｣

そう言って、気絶した男を担いで丁重に玄関から出ていった。

これから、あの男は天罰がくだるだろーな。

この街の一番おっかねぇ奴に、

｢あの人、本当に何したんだろう...｣

｢...すぐ分かるゾ。だから、今は待つんだ｣

｢うん...｣

ツナは知らなくていいだろう

オレだって、想像しただけで気分が悪くなってくる。こう思うと、やはりAはマフィアのボスに相応しいと思ってしまうな

優しさが、時には武器にへと変わってしまう。強さが、時に人を傷つけることになるように、

あいつは家族に何かあれば普段保っているポーカーフェイスが崩れ、取り乱す。そこは欠点だが、それ以外ではボスになるのに申し分無い。

まだ決まりって訳じゃねぇが、上は半分以上があいつを賛成していた

俺も、もしかしたら賛成していたかもしれない。

ツナという存在が無かったらの話だが、

｢まだまだ手が掛かりそうだな、オレの生徒二人は｣

だが、少し楽しさを感じてもいるんだ