ドライな恋

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A「あ、和輝こっちー」

和輝と待ち合わせをしていたお店の前で合流
綾野先生は走って和輝の所へ向かった

綾野「新井さんお疲れ様です！" ｣

新井「先生もお疲れ様です、Aも今日ありがとね」

A「こちらこそ。」


中に入ると馴染みのいい店内
テレビがあるが他のお客さんの賑わった声でほとんど聞こえず映像しか活躍していない


私と綾野先生が隣に座り、和輝と対面で座った。
和輝は相変わらず外見はオシャレで、内面も綾野先生の事を知ろうとしてくれているし、昔の話なんかも綾野先生が分かるように話すから、こういう気遣いが出来る和輝は本当にいつも尊敬している。


あのLIVEから1ヶ月がたち、また海外へ戻った2人の話を聞いたり和輝と遊くんの話を聞いたり。


綾野「すごいなぁKing Gnuは…俺、またLIVE楽しみにしてますから！！」

新井「はは笑 ありがとうございます。待っててください」

A「………」

新井「理元気かって？笑」

A「なんで分かったの……」

新井「聞きたくてたまらなさそうな顔してる」

A「まあ、間違いではないけど、、」

新井「元気にやってるってよ。Aに会いたいってずっと言ってるらしいけど笑」

綾野「先生海外まで遊びに行かないんですか？」

A「え私が行くんですか？！」

綾野「待ちきれなさそうだし……笑」

A「行きません行きません笑 仕事あるし、、会ったらもう日本に帰って来れなさそうなので笑」

新井「だろうねー笑」





なぜだか分からないけど綾野先生にもお見通しって訳か。
恥ずかしい。


明日も仕事だし、早い事切り上げたのに和輝と綾野先生は2軒目に行くと言って歩いていった
あの二人こんなに仲良かったっけ、と思うけど私はタクシーに乗り込み自宅へ向かった


帰ってスマホを見ると理くんからLINEが来ている

井口"電話出来る？"



A「やば、2時間たってる……」


今の時間は23:00
もしかしたら、寝てるかもしれないし起きていたとしてもゆっくりしたいはず、でももし出てくれたら



A"ごめん、出かけてて今LINE見た"

井口"そうだったんだ、疲れてそうだからそれだったらまた今度電話してくれたらいいよ"

A"ごめん、おやすみ。"

井口"おやすみAちゃん"



なんでこうタイミングが悪いんだろう。
もう少し早い時間に見ていればよかったのに

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