ドライな恋

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あっけなく終わった理くんとの再会。
元気そうでよかった、楽しそうでよかった。
LIVEが終わった今、家への帰り道で私は今日の写真を見返しながら歩いていた。


綾野先生と撮った写真、会場の写真、メンバーと綾野先生と私で撮った写真、私と理くんとの写真
どれも大切な1枚1枚で、何回見返しても飽きない。



家に着いてからまた携帯を見ると1件のメッセージが
届いていた


A「大希くんからだ……動画、？」


開いてみると、メンバー4人がのった車内で
理くんが目を擦っている



常田「お前泣くなや……」

井口「だって…ｸﾞｽｯ…」

新井「恋愛事で泣くって珍しいね笑」

勢喜「ま、今日会えたからいいじゃん」

井口「うん……はあ、、好き……」

常田「きも笑」

井口「うわああああ大希ひどいぃああああああ」

常田「っるせぇ笑」



と、こんな会話が繰り広げられた動画だった
ふふっと笑いがこらえきれない
何より、自分の為に涙を流してくれてることを考えると、嬉しいし幸せものだと感じる。贅沢だ。



綾野先生からのLINEも来ており、
超楽しかった！ということが伝わってきた。
最後の文末に、またすぐ会えますよ！と
書かれていたが、私が理君のことを好きだというのが
バレていたのか。



そして、理くんとの連絡も再開した。

緊張して何を送ればいいかわからず、何を迷ったのか通話ボタンを押してしまった


A「あ！！やばいやばいこんな夜なのに」


急いで取り消しをするも、どうしたー？とすぐに
返信が来ている


A"ごめん！間違えた！"


井口"電話、しようか？笑"


A"でも、もう遅いし…"


井口"ううん、ちょうど今もう声が聞きたいとか思ってたところだから。笑かけるね"




すぐに着信音がなる
理くんの声だ。

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