ドライな恋

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A「……理くんっ」


井口「えっえっ、Aちゃあああああああん」


扉を開けてもらった瞬間飛びついてきたいつぶりか分からない理くん
前と変わらず大好きな理くんの匂いで包まれた


綾野「え？！え？どゆこと？！」


勢喜「かくかくしかじかで」


A「ちょ、理くん重っ…」


綾野「てことは先生知ってたんすか！知り合い？！」


A「あ、はい…すみません騙すようなことして、」


綾野「いやいや えーーまじか…すげぇ、、」


常田「すいません、騒がしくて」


綾野「とんでもない！てかうわああ、俺ほんと好きなんですKing Gnu。めちゃくちゃ楽しかったっす」


常田「ありがとうございます」


新井「Aがいつもお世話になってます」


綾野「全然全然こちらこそですよ〜」


常田「お前ら二人で話してこい」


井口「ありがと、じゃー…行こっか」


A「うんっ」




綾野先生にはキリがいい時に先に帰ってもらった。
私と理くんは、別の部屋を用意してもらい2人で話すことになったが久々だから少し気まずかった。



井口「まず、何も言わずに居なくなってごめん……って、なんか彼氏面みたいだけど…」


A「びっくりしたよ、ほんと。」



井口「悲しませるってその時は思ってた、勝手にね。だけど逆だった、かな？それだと嬉しい」


A「うん…私も理くんの何物でもないけど、寂しかったし、悲しかったよ。」



井口「俺さ、、、、Aちゃんのこと、、どうしよもないくらい好きなんだよねー…自分でも笑うくらいだよ笑」


A「……私も好きだよ。理くんのこと、」



井口「冬に帰ってくる予定だからさ、その時にまた俺から言わせてよ。」


A「うんっ、ずっと待っ……」


井口「待たないで、それはダメ。」


A「……なんで、？」


井口「待たせる訳には行かない。好きな人が出来たらそっちに行って。」


A「けど私そんなこと、」



井口「うん、だから、ずるいかもだけど、信じてる。」



A「うん……好きだよ、理くん」


井口「俺も」





涙が溢れそうになったけど、優しく抱きしめてくれた
この匂いに包まれることは当分無かった。



＿＿＿＿＿＿＿




「井口さんちょっといいですか〜、すみません〜」



井口「え、えー…、じゃ、じゃあまたね！元気でね！」


A「ん、理くんもね」






常田「理のロック画面Aとの写真って知ってた？」



A「……ばか、私もだよっ、」

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