ドライな恋

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なんと、綾野先生とKing Gnuのライブを見に行くことになってしまった。
なんか気まずいな……と思っていてもしょうがない
念願だった理くんにやっと会える。
少しだけの時間かもしれない、それでも彼の姿を見たかった。


最近では夢にまで彼が出てくるほど私は知らない間に、
会っていない間に、更に依存していたらしい




＿＿＿＿＿＿＿


綾野「先生先生！写真撮りましょ！」


A「え、あ、はい、！」


綾野「お、いいですね〜」


A「保護者の方とかに会ったらどうするんですか、、！！」


綾野「え〜いいじゃないですか〜」

綾野「それに、こんな息抜き出来ることなんて無いですからねー。A先生、毎日おつかれだと思うんで」



A「もしかして、気にかけてくださってたんですか？」


綾野「当たり前ですよ！笑」



こんなに気にかけてくれる人が身近にいることは
理くん達と近い距離で過ごしていた以来かもしれない
高校時代までの友達もそこまで気の合う友達はできなかった。
綾野先生は友達ではなく同僚だけど……、それでもこうして自分のことを考えてくれる人が1人でもいるだけで救われるような気がする。





A「ありがとうございます、楽しみましょ！」


綾野「お！そうこなくっちゃ〜」




と、同時に、理くんはもう中でリハーサルをしているのかと思うと本当にいるのかな？なんて考えてしまう。


ちなみに席は2階席の1番前で、端の方
大希くん側らしく、2階席だけど大希くんはすぐ近くというような席だった。
理くん側では無かったものの、顔はこちらに向けているため見えるのは見える。



A「綾野先生はなんでKing Gnuを好きになったんですか？」


綾野「うーん、常田大希のセンスに惚れたかな笑」



A「なるほど〜……」



綾野「A先生は？」


A「え、あ、私はー…同じ感じですかね、？」



綾野「だよね〜 まあみんな良いんだけどね。それぞれの良さがあってさぁ。今日はお気に入りの曲1曲でもいいから見つけていって！！」


A「はいっ」






ホールは満席になり、それぞれ新しいグッズをみにつけている人や、何年も前のグッズを身につけている人もいるし、仕事終わりなのかスーツで来ている方も。

本当に世代を問わず理くんたちはファンの方に愛されているんだなぁとしみじみ感じた。




携帯の電源を切ろうとした時、大希くんのLINEで、


"終わったら裏来て。付き添いも。"


とメッセージが入っていた

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