Lv１ ページ2
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…ﾄﾞｺﾞｯ
を叩いて止めて、だるい体を起こす。
もう7時だし、起きたくないけど起きなければぁぁ
目をしょぼしょぼさせながら制服を着て、髪を整えたら準備は完了。
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯと階段を駆け上がる。
『おっはよー！ママ！』
挨拶をしてからご飯を食べる。
パパはまだ起きてないっぽい。
「今日機嫌いいわね〜どうしたの？」
ママが尋ねてきた。
『分かってるでしょー！なんだって高校の入学式だもん！』
胸を張って答えてやった。
そう、今日は入学式。
高校デビュー(仮)をする日なのだ！
今まで私は周りの人に合わせてきた。
けど、今日の私は違うっ！
本当の姿をさらけ出してやるのだっ！
と考えながら朝ごはんを食べ終わり、バックの中にゲーム機と小型WiFiを突っ込む。
午前で学校は終わるけど、友達できたら一緒に出来るかもしれないからねっ！
「後で私達も行くからね〜
いってらっしゃい！」
『いってきまーす！』
私はリュックを背負って学校へ向かう。
私が通うのは私立縁我高校。
勉強、スポーツと文武両道の学校で有名。そして何より顔が良いことからも有名な学校。
真面目ちゃんだった子も入った瞬間にイケイケ女子になるらしい…
近所の兄ちゃんに聞いたから噂だろうけど…
そして学校に着いた。
『は！？』
間抜けな声が出たのはしょうがない。
めっちゃ驚いた、門の前では何やらペンライト的な物を持ちながら待っている女子が100人以上いた。
こっわ！！
全学年の女子いそうだぞ！？
入学式の看板見えんぞ！？
ま、まぁ、放っておこう…
私が突っ込んでも意味無いしね。
集団を無視して進むと、学校の前の掲示板にクラス分けが載っていた。
人数が多すぎて自分のクラスがわかんない…
周りの身長が高すぎるのもあるけど…どうしよ
と、迷っている時だった。
「「「キャァァァァーッ！！！」」」
『はっ！何！？』
突然の黄色い歓声。
私の周りの人も驚いている。
そして大きな声が上がる。
「生徒会の皆様のお通りよーっ！」
その声が上がった瞬間、皆が道をあけ、誰かを通す。
遠くて顔は見えないが、10人ぐらいの集団だ。あれが生徒会らしい。
権力えっぐ！！
私は皆行ってるし、顔見てみたいな、と思い、キャーキャー集団に入った。
が、結局見れなかった。
身長低いからとかじゃないすけど！！
…そうだけど。
別に気にしないっ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れい | 作成日時：2020年7月6日 20時
