白犬と黒猫、あとわたし。

１５ きょうは ページ17

家に帰り、買った服を片付けようと袋から出していると、


『あ！』


さっき買ったメガネが目に留まった


『ねぇ、』


私は隣に座っていたマホトにこれかけてみて、と頼んだ


マ「買ったの？」


マホトはそう言いながらメガネをかけた


『おお〜！』


やっぱり似合う。


いつもに増してかっこいい！


マ「なに？笑」


『なんでもなーい笑』


そんな会話をしていると、ポッキーくんが


ポ「何なに〜？僕もかけてみていい？」


そう言って私たちに近づいてきた


『うん！』


メガネを渡すと、ポッキーくんはそれをかけて


ポ「どう？頭よさそうに見える？笑」


と私に尋ねた


こっちは女子より可愛い...


ちょっと悔しいな〜


『凄い似合ってるよ！』


私がそう返すとポッキーくんはホントに〜？と言って喜んだ


この二人は、「かっこいい」と「かわいい」を擬人化したみたいだな...


私がそう思ったとき、


マ「ねーねー」


マホトがそう言って私にもっと近寄ってきた


『どうしたの？』


私が聞くと、マホトは


マ「今日はあたま撫でてくれねぇーの？」


と言った


『え///
でも今は...』


マ「いっつも帰ってきたときにしてくれるじゃん...//」


マホトは頬を少し膨らませた


ヤバい、可愛い...！


『わ、わかったから...///
おいで』


私はマホトが犬のときみたいに呼んで、頭を撫でた


マホトは気持ちよさそうに、にこっと笑った


すると、それを見ていたポッキーくんが


ポ「僕も...！」


と言って私に近寄った


『ポッキーくんも！？//』


ポ「だめ...？」


私を子犬のような目で見つめてくる


その姿は可愛すぎて、犬の姿になっているときより甘やかしてしまいそうだった


『しょーがないなぁ...///』


私は根負けして、ポッキーくんの頭を撫でた


今日は、マホトとポッキーくんにドキドキさせられっぱなしだった

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