9人の小人 (ページ10)

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それからポスターの中で過ごしながら、本居が家を出る時にポスターから出ることを繰り返していた。

回数をこなす事に部屋は片付き、遂に今の部屋を飛び出しリビングへ行く事になった9人。

部屋の片隅に公式のカレンダーや数冊の表紙雑誌が飾られていたのは、みんなで喜んだ思い出だ。

ついでに話すと、本居は記憶の無いお片付けに記憶喪失や二重人格を疑い、病院に行こうかご近所さんと話していた。

ご近所さんというのは平均年齢73歳のおじい様おばあ様方の事だ。

閑話休題。

今日も今日とて出かける本居、リビングへと大冒険のメンバー。

寝室とリビングを隔てる扉は引き戸な為、キュルキュルキュルと音はなるが小さくなっても開けることは容易かった。

佐久間「出たぞ〜！！」

深澤「ここまで長かったなあ」

ラウ「ねぇねぇ、ポスターそっちに持ってっとかない？」

岩本「不審に思われるんじゃないか？」

阿部「まだいいんじゃない？」

ラウ「そっかぁ」

目黒「ポスター持ってった方が移動は楽だけどな」

向井「しょっぴー起きないからそのままにしちゃったけどええんかな」

宮舘「大丈夫。起きたら勝手に出てくるでしょ」

佐久間「涼太辛辣(笑)」

渡辺を抜いた8人は辺りを見渡した。

キッチンとリビングが合体したような作りになっている。

小さい8人は下からの目線になるが、自分たちが居た部屋と比べて比較的片付いていた為、今日は探検を主にしようということで落ち着いた。

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