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キッチンに行く宮舘と向井。
ハンドメイド作品を作る作業机近くに行く阿部と岩本と目黒とラウール。
玄関に1番近いテレビやソファ近くに行く深澤と佐久間。
それぞれが思い思いに動き回っているところに、外から音がする。
本居「やばやば、財布忘れちゃなんも出来ん」
忘れ物をした本居が帰ってきたのだ。
盛り上がっているメンバーは少しの音では気付くはずもなく、玄関が開く音で一斉に黙り込み動きが止まる。
阿部「、隠れて…！！！」
状況を一瞬で把握した阿部が小声で叫ぶ。
本居「ん〜、やっぱり声するよなぁ…心霊現象すぎるしお祓いするぅ？」
呑気な声を部屋に響かせながら、ソファとローテーブルに近づく。
ソファの影には深澤が、ローテーブルの下には佐久間が隠れている。
深澤はまだしも、佐久間は障害物がほとんどなく見る角度を変えればすぐに見つかってしまう程度。
作業机近くにあったゴミ箱の陰に隠れた阿部と目黒は胃が痛くなっていた。
本居「あれ？私財布どこやった？」
ラウ「(財布ってこれ！？ここにあるけど！？)」
心の中でそう叫んだラウールは作業机の椅子の陰に隠れていた。
椅子には半透明な鞄がかけられていて、中には財布と思われるものが透けて見えていた。
その状況をみた岩本は、隠れていた作業机の影からラウールに近付き、本居の目線に警戒しながら鞄を引き寄せ財布を出そうとする。
しかし、小人になったことで岩本1人では太刀打ちできずに、ラウールと一緒に何とか取り出す。
取り出した財布を本居の方にと力いっぱい投げた先は、机の下。
佐久間の隠れているローテーブルの下だ。
佐久間「〜〜ーっ！？！？！？」
本居「なんか飛んできた！？えっ何！？」
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作者名：しろごめ | 作成日時：2022年2月10日 18時
