始まってしまった日々 ページ1
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20××年のある日。
突然、ジャニーズアイドルグループのSnow Manのメンバーが消えた。
誰か一人ではなく、9人全員が消えた。
しかし、その事は公表されることもなければ、近しい人物やファンの記憶からも9人のことは抜け落ちていた。
「あれ、誰これ…」
「なんで知らない人のうちわとか持ってるの私…」
情報網の発達した都会ではちょっとした混乱となっていた。
果たして9人は何処へ行ったのか…。
一方その頃、この小説の主となる女、
本居は、元々都会に住んでいたが、現在は自然豊かなとある田舎に住み、ハンドメイド作家として生計を立てながらもオタ活に励んでいた。
何を隠そう、本居はジャニーズに所属するアイドルグループ、Snow Manのオタクだ。
本居「ひゃ〜！単独表紙！！！」
本居「えっ！？9人での表紙〜！？」
本居「どっちも買います…！！！交通費にいくらかけようとオタ活は止められねぇんだYo☆ｽﾞﾝﾁｬｽﾞﾝﾁｬ」
Snow Man箱推しと豪語し、メンバーカラーを織り交ぜたりどこかに必ず雪に関するものがあったりと、匂わせる程度にだがハンドメイド作品にも反映させていた。
本居「まぁ、たかきやさんに押さえてもらってるし都会まで出る必要はないんですけどね〜っと…」
本居「…あ、もしもしたかきやさん？本居だけど」
本居「そうそう、もとちゃんだよ。また雑誌予約したいんだけど」
本居「そうそう！え、よく分かったね…！！うん、また向こう行った時に抑えといて欲しい！！」
本居「うん、ありがと〜！助かるよ〜！！じゃあまた手に入ったら電話してね！」
本居「…さて、仕上げちゃいますかな」
今日も、ちまちまと作業を続けている。
果たしてどんな出来栄えなのか。
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作者名：しろごめ | 作成日時：2022年2月10日 18時
