絶対服従【ｄ！】 (ページ4)

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Episode．3 ページ4

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「ショッピ･ラグーンです。よろしくお願いしまーす。」

目の前の彼は少し気抜けた声で自己紹介をする。

「はい、じゃ次リーシェ」

『A・リーシェです。仲良くして頂けると嬉しいです。』

トントン拍子で自己紹介が終わる。

どうせこの後は先生が適当に話して帰るだけだろう。

「よーし、もう全員終わったな？」

「次は、この学校の校則について話すぞー」

そう言いながら先生は1番前の列の人達にプリントを渡し、

後ろの人に回してもらっていた。

前のショッピと名乗った彼も後ろを向き私にＢ５サイズほどの

プリントを渡してくれた。

「ん、どーぞ」

『あ、ありがとうございます』

きちんと渡す時に言葉を添える人だったのか。

別に冷たそうな人と思った訳では無いが、周りの人では誰も言
っていなかったので少しびっくりしてしまった。

他にもびっくりしたことがある。

彼の瞳はとても綺麗だった。

マリアライトのように美しく優しいような瞳。

“あぁ、あのマリアライトのような瞳がスギライトのような儚く、美しい瞳になったら＿＿＿”

“そのスギライトの瞳に私が映ったら＿＿＿＿”

「じゃあとりあえず、1番大事なことから話してくか」

、！おっと、危ない危ない。私の悪い癖が出てしまった。

「模擬戦大会等特別なことでしか一己魔法を使うなよ。」

「あ、あと普通の魔法や物理攻撃も人に危害を加えるほどのも
のでも日常で使ったら罰が下るからなー」

「ちなみに、これらの校則を破ると成績にも響くし、１ヶ月間
魔法等一切使えなくなるからな」

「ま、喧嘩さえしなければ大丈夫だろ」

さすがに魔法とか使えなくなるのは避けたい。変なところで厄介事に巻き込まれないようにしよう。

「ま、これくらいでいいだろ。あとはプリントに書いてあるから目を通しとけよー」