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H.T
何かが違う。彼は、何かが。
退行をしている、という情報は確かだ。
だけど、何かが。
退行だけではない、何かがある。
「…望くん、僕は、濱田崇裕です」
「藤井、流星です」
『…はまだ、たかひろ。ふじー、りゅせ』
彼の脳の中は2歳程だという。
大きい体には似合わないあどけない喋り方と、理解するのに時間がかかる。
声は十分低いのに。
大人びている顔をしているのに。
彼を、一瞬で狂わせたその出来事を。
『…ふぇっ、うぁぁぁんっ!』
「流星、お願い」
「うっす」
資料をファイルから出して、もう一度目を通す。
母子家庭で母からの虐待……か。
俺よりも、流星よりもデカイ体。
でも、その抱きしめた体は驚くほどに細くて、今までの彼が負った傷は大きかったのだと。
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orange72019(プロフ) - 更新待ってます!!!! (2020年5月11日 14時) (レス) id: cdf058685f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - はじめまして(*^^*)コメント失礼致します。こちらの作品とても好きで何度も見返して読みました(^^)これからも更新大変だとは思いますが頑張ってください! (2019年5月15日 18時) (レス) id: 8eb87ddb76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピクシ | 作成日時:2019年5月6日 23時