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童「だろ?やはり食べるのは女性に限る。脂肪多めの柔らかさとこの滑らかな舌触りは、男性の肉では味わえないからね。」

童「君、鬼になったんだから、性別とか変えられないの?」

『鬼ってそんなことも出来るのか?!?!』



食べかけの腕を片手に童磨さんに駆け寄ると、少し驚いた風にしてから、血鬼術というものがあると教えてくれた。

しかし、その血鬼術というものはある程度強くならないと会得できないものらしく、人をたくさん食べる必要があるそうだ。


『俺としては興味深いんですけど…、あとは童磨さん達に貢いでもらわないとどうにもならないですね、仕方なく俺に貢いでください。』


「本当に太々しい奴だなぁ君は。
まあでもそういうの、俺、嫌いじゃないぜ?」



パクパクと食べていくと、女性の上半身くらいで満腹になってしまったので、残りはまた腹が減った時に食べることにした。
童磨さんはとっくに俺の手足を食べ終わったようで、胡座をかいて此方を見て笑っていた。



童「そろそろ日が昇るから、俺は帰ろうかな。
じゃあ、また暇な時に来るよ。」


『ご馳走様でした、また是非上質な人間を貢いでくださいね。』


ははは、と冗談らしくない笑みを浮かべながら、童磨さんは帰っていった。



…あの人、本心では何を考えているか全くわからない。
いつも笑顔だけれど、目が笑っていない、これから対話を重ねて研究していこう。



…って、

『あ!!!!
暇潰しの為の本と、研究記録用の紙と鉛筆を頼もうと思っていたのだった!!』



ガックリと肩を落とし、俺は退屈のあまり、また四肢を投げ出して寝転んだ。


睡眠欲は無いし、とる必要もない。

まずこの体は不死身なのだ(少なくとも、食事をしていればかなり生きていけそうである)。
これほど研究に適した力を手に入れたのに、何もできないなんて…。


悲しいなぁ…。



一日に数回、彼らは俺に食料を持ってきてくれるのだろうか。

次の鬼がここを訪れることを待とう。

と→←ほ



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設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 ,   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 罷免さん» はじめまして、コメントありがとうございます。どツボにハマって頂けましたか…!正直癖の強い作品だと思っていたので、罷免さんを含め多くの方に評価して頂いている事実に毎度驚愕しております…。これからもちゃんと更新するので、作品共々よろしくお願いします! (2020年2月29日 2時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)
罷免 - どツボです…更新ありがとうございます!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: d073c1529e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして、コメントありがとうございます。楽しんでもらえるよう、予測できない展開にしようとこんがらがり気味ですが、面白いと言って頂けて嬉しいです!無計画なので変な点もあると思いますが、是非最後までお付き合いください。これからもよろしくお願いします! (2020年2月27日 20時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)
アクトレモン(プロフ) - とてもこの作品が大好きです!!今まで見たことがない展開などとても面白いです!更新頑張ってください (2020年2月27日 11時) (レス) id: 4bdd481c8a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウルさん» はじめまして、コメントありがとうございます!会話文だけの夢小説が苦手だったので、情景や心情描写を出来るだけ挟むようにしていたのですが…、まさか読者様の妄想の糧になっていたとは思いませんでした笑 応援とても嬉しいです、これからもよろしくお願いします! (2020年2月22日 20時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月15日 20時

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